2001年1月19日
地球を含む太陽系が銀河のほんのわずかな一部分であることは
みなさんもよくご存知のとおりです。
それでは、銀河が宇宙全体で何個ぐらいあるかご存知でしょうか。
しばらく前までは800億個と推測されていましたが、ハッブル望遠
鏡での観測の結果、それよりも6割多い1250億個と一昨年アメリカ
天文学会で発表されています。
そして、この膨大な数の銀河は一様に分布しているのではないこ
とも分かっています。
泡状宇宙といって、いくつもの泡の表面部分にあたるところに銀
河が付着するように分布し、泡の内部にあたるところは何もない空
間が広がっているのです。
(泡における水の分子の位置に銀河があり、空気にあたる部分に
何もない空間が広がっています。空気にあたる役割を何が果たして
いるのか、それは分かっていません。)
「はかなさ」の象徴として使われる泡、それが我々の宇宙の姿な
のです。