2001年6月4日
今ごろ尾崎豊というのはもう古いのかもしれませんが、尾崎の音楽は
いいものだと感じています。
しかし、カラオケで歌ってみようと思っても歌えません。メロディとリズム
は60年代サウンドを承けているものだし、歌えない原因がそこにあるの
ではありません。
歌えない原因はその詩にあります。
尾崎の詩を我々の世代が歌うというのは、たとえて言えば黒人の歌で
あるゴスペルを、WASP(White Anglo-Saxson Protestant)がいい気に
なって歌うようなもので、その構図は醜悪であり、美学的に許されないと
感じてしまうのです。
はっきり言って,団塊の世代は彼らに対してguiltyです。
団塊の世代がカラオケで歌うのを許されるのは、せいぜいチャゲ&飛
鳥までではないでしょうか。