2002年12月2日
高知の「仰山会」という集まりで次のような挨拶をしました。
高知を離れて2年半になります。
高知で言い残したという気持ちを抑えがたい一つのことを申し上げます。
それは高知の町の夕焼けです。
私は、東京、岡山、徳島、下関で暮らしたことがあり、現在は福岡で暮ら
しています。旅行ではいくつもの町の夕暮れを見ているはずです。
そして、高知の夕焼けは断然すごいと思います。
まず、色調が強い。複雑な雲との間で展開されるその刻々の変化がまた
素晴らしい。
「この世のものとも思われぬ。」という夕焼けを何度か経験しました。
運がいい時はカメラで撮影し、カメラを持っていなくて悔しい思いをした夕
焼けもありました。
鏡川の土手を自転車で夕焼けを追いかけたこともありました。
地元の方から夕焼けのことを聞いたことがありませんでしたが、地元の方
は当たり前のことと思っているのでしょうか。高知の夕焼けには必ず高知独
自の気象とか地形とかの理由があるはずだと思います。
ほかの場所では見られない高知の夕焼けはもっと強調されてしかるべき
です。