2003年8月22日

 雑学というよりは雑疑問ということになります。

 音楽で1オクターブ上の音というのは周波数が2倍の音です。この
1オクターブが細分されて音階が作られます。
 ドレミファソラシドで7段階(最初のドは数えない)、♯、♭を使って
12段階です。12平均律という音階がありますが、これも名称のとお
り12段階です。

 日本の音階は4種ありますが、いずれも5段階、中世の教会音楽で
使われた教会旋法はいくつも種類がありますが7段階、その他いろい
ろあるようですが、五線譜上に表示可能とされているようです。
 五線譜は12段階前提の譜表ですから、すなわち、特別な細分の音
階は12段階の内の音から取り出すことができる、12段階の音の集
合の内の部分集合ということです。12段階の音の範囲を超えていな
いわけです。

 何故、1オクターブは12段階以上に分けられないのでしょうか?
 18とか24の音階というのは考えられないのでしょうか?

 電気的にそのような音階を作ることは可能なはずです。バイオリンと
かトロンボーンのような連続的な音の変化が可能な楽器でも演奏でき
るはずです。
 人間の聴覚が12段階以上の音の違いを聞き分けられないとも考え
られません。

 音の差が小さくてメロディーを感じられないのでしょうか?
 12段階以上の音階が様々な社会にあったにもかかわらず、12音
階の西洋音楽がそれらの音を12音階の中に押し込めてしまったの
でしょうか?

 答によっては12音階には深い深い内容が秘められているのかもし
れません。