2006年10月7日

 我々の所在地は○○都道府県○○市郡区○○町村○○丁目○○番地などと表示されます。そして、これを広げれば、我々の所在場所は、日本であり、更にアジア、地球、太陽系と表現できます。

 困るのは更に広域で所在場所を表現しようとする場合です。その場合、「宇宙」という言葉が使われます。しかし、「宇宙」という言葉は、我々が属している「時空」全体を表わす場合と、その「時空」に1千数百万個存在しているといわれる「銀河系宇宙」のうちの太陽系が存在している1つの「銀河系宇宙」を表わす場合とがあることに気づかされます。

1千数百万分の1の存在であれば、それを特定する名称があっておかしくないと思われるのですが‥‥

 なお、今年のノーベル物理学賞の紹介記事によれば、つい最近までは約150億年といわれていた我々の「時空」(太陽系が属する我が「銀河系宇宙」と混同しないように敢えて「時空」と呼びます。)の年齢は、135億~139億と割り出されているそうです。また、いずれ収縮に転ずるか、膨張を続けるのか、不明であった「時空」の将来は、膨張を続けるということで確定しているようです。(なぜこのことが大ニュースとして報道されていないのか不思議です。)

 「時空」が収縮していく場合には、「時空」の消滅を焦熱地獄とイメージできたのですが、膨張を続ける「時空」の消滅とはどのようなイメージになるのでしょうか?消滅という概念に当たる事象は生じないのでしょうか?ひたすら冷えるはずですが、その最後はブラックホールでしょうか?

 専門家の教えを乞いたいところです。