2007年2月26日

 平仮名の「い」「ろ」「は」の元となった漢字が「以」「呂」「波」であることは知っていました。昨日、ある「書」を見ていて「め」の元は「女」という字であることにはたと気づきました。

 これをきっかけに「いろは48文字」の文の意味、48文字それぞれの元の漢字を調べました。以下、4区分4段階でそれを掲げます。

1 「色鮮やかに匂う花もいつかは散ってしまう」

 →「色は匂えど散りぬるを」

 →「いろはにほへとちりぬるを」

 →「以呂波仁保部止知利奴留遠」

2 「(そのように)この世で変わらないものなどあろうか」

 →「わが世誰そ常ならむ」

 →「わかよたれそつねならむ」

 →「和加与太礼曽州祢奈良武」

3 「迷い深い山を今日越えて」

 →「有為の奥山今日越えて」

 →「うゐのおくやまけふこえて」

 →「宇為乃於久也末計不己衣天」

4 「(もはや)はかない夢を追うこともなく酔いしれることもない」

 →「浅き夢見じ酔いもせず」

 →「あさきゆめみしゑひもせす」

 →「安佐幾由女美之恵比毛世寸」

なお、「ん」の元は「无」です。