2010年5月12日(出来たて)


「詳細」「踏襲」「有無」「頻繁」「未曾有」。何だとお思いでしょうか?

 今や懐かしき麻生前首相の読み間違えた漢字熟語です。
 日本語の能力が不足しているリーダーとして当時ずいぶんとからかわれたものでした。

 次にはどういうユニークな読みを聞かせてくれるのか、楽しみになったくらいです。


 一方、鳩山現首相の日本語もなかなかのものです。
 「思い」という言葉を多用しています。
 普天間問題で言えば「沖縄の負担をできるだけ軽減したいという思い」「国外、県外という思い」といった使い方です。
 「思い」とは、「はかない望み」「期待」という意味から「目標」「決断」という意味まで、幅広い解釈が可能な曖昧な言葉です。
 それを鳩山首相は巧みに使用して、ある時は「決断」かのように思わせて国民を引きつけ、ある時は「望み」にしかすぎなかったと責任を逃れます。

 麻生前首相と鳩山現首相は御両人とも日本語に対する犯罪者と言わなければなりません。
 しかし、麻生前首相は「過失傷害罪」、鳩山現首相は「傷害罪」、犯意の有無が違います。

 さて、鳩山首相は、次にどういう事柄に対して、どういう内容の「思い」を語るのでしょうか???