2009年10月25日


 「国内外」という言葉が「こくないがい」と読まれていますが、そんな日本語はなかった、間違っているということを、かつて雑学通信に書きました。(2001年2月1日雑学通信78)

 「内外」だけで意味は十分通じる、ていねいに「国内、国外」とする、「国内外」は「くに・ないがい」と読むなどと主張し、実は当時NHKに投書までしたのです。

 しかし、その後ますます「こくないがい」という読みを頻繁に聞くことになり、もはや「こくないがい」という言葉が定着してしまったと考えていました。

 22日夜(23日未明)、NHK「ラジオ深夜便」の中の「音の風景」というコーナーで、アンカー松本一路氏が「くに・ないがい」と読んでいました。
 松本氏は元スポーツアナウンサーのようです。意識してそのように読んだのかわかりませんが、ありがたいことです。