米国10年物国債利回りが3.128%まで上昇した後、欧州の政治的混乱をきっかけに2.761%まで下落。長期金利が上昇傾向にあるとみてドルロングに傾けていた向きにはキツイ下げとなっています。
(出典:Investing.com)
さて今後のドル円の見通しですが、現在の円高ドル安局面が継続するとは思っていません。今週末の米雇用統計、6月のFOMCなどを通過し、改めて金利水準やインフレ率など基礎的要因が見直される展開を予想しています。
米長期金利の上昇は確かに急ピッチで今回の金利低下はサプライズだったのかもしれませんが、修正が入るのはどのようなマーケットでも避けて通れないことで、それが米国金利の低下トレンドに入ったという判断は甘いと思います。
つまりは、ドル円相場の下落も修正局面を迎えているに過ぎず、再度、円安ドル高へ向かうと考えます。
現在の118円台水準は、1ドル=104.63円→111.40円までの上昇に対する半値戻し付近であり、ショートカバーやフレッシュロングを呼び込みやすいポイントでもあるのではないでしょうか。
もう少し長いタームで確認してみると、ドル円週足ベースで52週移動平均まで上昇後に上値を抑えられ調整入りとなったと考えられます。52週移動平均は365(1年)÷7(1週間)=52なので過去1年間のドル円平均値となります。
個人的な見解ですが、チャート分析を行う上では自分の都合に合わせてインジケーターを変化させるのではなく、意味のあるインジケーターを目印に相場を考える必要があると思っています。
移動平均線を何本もひっぱって、ほらこの線でサポートされているとか愚の骨頂で、5本もひっぱれば何かしらの線はワークしているように見えますから。
米ドル円…わたしはロングしてみたいと思います。
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