キッチンは

わたしにとって

何か特別な場所みたいで

つまりは

落ち着ける場所なのですが、

 

 

まだ誰も起きていない朝早くに起きて

こころしずかにごはんを作りたいから

だから早起きは必須なことだったり、

 

 

インスピレーションの多くは

朝のキッチンでやってくることだったり、

 

 

何がどうとはうまく説明できないけれども、

わたしにとってなくてはならない場所が

キッチンなのです。

 

 

吉本ばななの小説『キッチン』の

主人公がキッチンで眠ることが落ち着く、

というのがなんかわかる、

そんな感じもあります。

 

 

そんな場所で

スコーンの生地を作りながら

昨夜から今朝にかけて起こった

あれこれのやりとりを

反芻していたら

突如わたしの内側から

ぐわわわわんっと

感動に近いような何かが

湧き起こり溢れてきました。

 

 

それはなにかというと。

 

昨日、今日と

お詫びやお礼の連絡が

つづいて飛び込んできたのです。

 

 

わたしにとっては

どうってことないちょっとしたミスに

丁重に謝られたり

 

 

わたしが簡単にできる

どうってことないサポートに

たくさん感謝されたり

 

 

でも

わたしにとっては

それよりもなによりも

わたしにとっては小さな

起きたこれらのことよりも

 

 

『いつもあなたがそこいてくれて

 わたしのことを生かしてくれるから

 だからわたしはここにいられる

 

 

 わたしの存在を観てくれている

 そのことへの感謝しかない

 

 

 あなたがいてくれるから

 わたしが存在できる

 

 

 そのことに

 ありがとう

 

 

 みんなみんな

 ありがとう』

 

 

そのことの方が

とてもとても感謝では足りないくらいに

ありがたくてありがたくて

 

 

この世界のしくみは

全部『わたし』でできているけれども

 

 

それでも

あなたがいないと『わたし』は

生きる体験ができないな…

あなたという『わたし』がいないと

わたしは実在できないな…

 

 

と思ったのです。

 

 

そんな

とても胸がいっぱいになった

花曇りの金曜日のできごと。