私たちは待つことが多い
 患者を見守りつつ待つ
 新人が育つのを待つ
 学生の実習を待つ

待つということは単純なことであるけれど
言うほど簡単ではないのである。
 力が無ければいけない
 余裕がなければいけない
 見通しが立たなければいけない
 対応能力がなければいけない

待つ場面というのは自分が試される時であるともいえる。
“待てる”ということは、ある程度の力が備わっていることだとも思う

では、歳や経験を重ねれば自然と出来るようになるかかと言えばそうでもなく
私なんかは歳とともにしびれを切らすことが増えているような気がする。
寄る年波には勝てないのか。自然の摂理なのか。まさか病ではあるまい。

待てる人は本当に尊敬に値する。
日常の暮らし中では、特にスーパーのレジの方。
客の波がある中待つことも多いと思うし

やはり、待つことも仕事なのだなぁと思う次第である。