待ちに待ったプロ野球が19日に開幕した。

新型コロナウイルス感染症の拡大により延びに延びていたペナントレースが

ようやくスタートである。

球場での応援はかなわないが、応援する心は失わない。
スポーツの世界でもWeb等を活用した工夫が行われていて、熱い心を感じる。

 

テレビを見ても無観客の球場はやはり寂しく、捕球や打撃音がよく響いていた。

その”音”だが、解説者は音に注目しており

打球をキャッチするミット、グローブの音、バットに当たる音でプレーの質がわかるという。
プロのプレーの奥深さを感じる話である。

 

ナイチンゲールも、物音とそれが患者に与える影響について、
「不必要な音とは、病気の人にも健康な人にも与える最も残酷な気配りの欠如である」

と率直な見解を述べている。

ものすごく端的に言うと

「不必要な物音をたてることで、患者さんに恐怖を与え、生命力を消耗させている。

 ガタガタと音を立てて訪室したり、病室外で無駄話をしたりするのは看護ではない」

ということである。

 

「残酷な気配りの欠如」とは大変に厳しい表現である。
しかし、確かに音が気になってどうしようもなくなることがある。

気力・体力が衰えている患者さんにとっては、なおさらのことだろう。
医療現場での音について、プロの技術として改めて注意を傾けてみようと思う。