世界的に流行している新型コロナウイルス感染症も

ここ日本、岩手県においては未だに感染者が認められておらず
世の七不思議になっている。

 

自然とソーシャルディスタンシングが確保できているからなのか?
ワカメや豆類の消費が多いからなのか?
あるいは、普段から県外との交流が少ないからなのか?

依然としてその理由も謎である。

 

さて、宮沢賢治が理想郷”イーハトーブ”と呼んだ岩手県。

以前、岩手県を訪れ、三陸鉄道に乗る機会があった。
三陸鉄道は久慈から盛までの全線をリアス線と呼ぶ。
かつては、北と南に分けて、宮古駅-久慈駅間を北リアス線

盛駅-釜石駅間を南リアス線と呼んでいた路線である。


その三陸鉄道が、東日本大震災で大きな被害を受けたことは誰もが知るところだろう。

多方面からの協力により、なんとか平成26年に全面開通したものの、
昨年の台風19号による被害で再び寸断、そして今年3月に全面開通したのである。

 

かねてから一度、乗車したいと思っていたものだが

160kmもの路線は乗車時間が半端なく長い。

その時はその長さを覚悟した上での乗車であった。

初めての駅や、車窓からの景色、

まだ復興途中の工事の様子等を眺めながらの乗車は楽しいものである。

 

確かに岩手県はソーシャルディスタンスは確保されているが、
震災の経験を基に、冷静に、そして真剣に対応していることも、

感染が拡大しない要因なのかもしれないと耳にした。

是非この状態が続くことを祈るばかりである。

 

はてさて、私はというと、翌日背中の凝りがとてもひどかった。

これも乗車の産物かもと感じたが、
その痛みも、今では大変いい思い出になっている。