ゴールデンウィークに突入しました。
看護の現場は、いつも以上に感染に気を遣い、
社会全体も、例年とは違う、緊張した時間を過ごしているでしょう。

 

医療従事者たちは、感染者との密接が避けられない非常にリスキーな状況下で患者のために業務にあたっています。

そんな中、とある看護師が、女手ひとつで育てた娘にあてた”遺書”が話題となっており

みんなに感動をあたえ、涙を誘っています。

読んでみると、確かに、溢れる涙をこらえきれませんでした。


決して楽ではない、看護師という職業に就き

その仕事で生計を立て
子供を一人前に育てることが出来た。

全くその通り!

 

今年の3月に公開された「Fukushima 50」 という映画も同じようなシーンがありました。
原子力発電所の事故現場。

メルトダウンを防ぐには誰かが直接原子炉内で作業を行わなければいけない。

命の危険を承知で建屋の中にあるバルブを閉めに行かければならない。
その作業を自ら希望する者。

上司が最終決断し、決行!

というシーンです。

 

使命(Mission)とは、責任をもって果たさなければならない任務です。
これは「看護者の倫理綱領」の前文にも示されています。(総会要綱表紙裏をご覧ください)
病院の使命は入職時に組織のトップが示すことが多いですが

早晩、使命感だけではやっていけないことを悟ることになるでしょう。
使命感は誰かに与えられるものでものではなく
長い時間をかけ、自らが選びとり備えていくような気がします。