「第50回 日本看護学会-急性期看護-学術集会」が
日本看護協会と岩手県看護協会の共催で、盛岡市にて開催されました。
メインテーマは
「いのちを支える最前線の看護~専門性を活かし未来へつなぐ、イーハトーブからの発信~」
です。
来賓に岩手県知事、 盛岡市副市長、岩手県医師会長をお迎えしての開会式が行われ、
その後、基調講演が、名古屋市立大学大学院看護研究科・看護学部 赤石惠子教授による
「社会の変化をとらえ、未来につなぐ急性期看護」と題して行われました。
午後の「地域・伝統文化教育関連企画」では、宮沢賢治の世界観が紹介されました。
宮沢賢治の弟の孫である和樹 氏の語り
その妻のピアノと朗読
その子共のバイオリン
というセッティングで演奏が行われ、とても嬉しい時間を過ごしました。
宮沢賢治が好き、といえるほどよくは知らないのですが
そんな私でも、なんかいいな~と感じた時間でした。
特に「永訣の朝」は看護職のみなさまに、一度は目を通してほしいと思います。
賢治の妹 トシが結核で亡くなろうとしているとき
最愛の兄である賢治に、外の雪をとってきて欲しいと頼むシーンがとても印象的です。
賢治の作品には、宗教観が色濃く表れています。
詩や音楽を通して、自分が行動すること、実践すること、動くことが
表現されていると話していました。
2日間ともお天気にも恵まれ、大変に充実した学会でした。
岩手県看護協会のスタッフの皆様も、お揃いのライトグリーンのポロシャツで
明るく感じの良い対応をいただき、また、企画・運営も随所に工夫が感じられました。
関係者のみなさま大変お疲れ様でした。