今日も素敵なあなたへ。


「自分軸で生きよう」っていつからこんなに言われるようになったんでしょうかね。

単に私が気になるようになったから目につくのでしょうか。


子供の頃から我が道を行っていた私の目には入らなかったのかもしれない。

それが、
我が道を信じられなくなる出来事が頻発して「人生の中でも濃いめの時間」を過ごし、
それから立ち直りかけた辺りから「自分軸」という言葉が目につくようになりました。


そしてつい最近、自分軸について思ったのは、
自分軸ってみんな既に持っているんじゃないでしょうか。
生きていく中で虹を渡るように変化する自分軸を。




自分軸は、
生きていく中で何度も「消えかけ揺らいでは立て直し」を繰り返すものであり、

消えかけ揺らいで立て直したときには、
より強固で、より鮮やかに人を大きく素敵にするのではないかと思うのです。


自分軸が消えかけ揺らいでいるときというのは、
これまでの自分軸が、これからの人生に合わなくなってきていることに気づいたから。
これって、自分の世界が変わったってことかもしれない。

気づいてしまったら、自分軸を見直さずにはいられない。
見ないふりをしていれば、どんどん苦しくなる。今のままではいられない。

今まで信じていたものが揺らぐのだから、見直しも楽ではなくて、
今、この人生で本当に大事にしたいことは何か、どう変更したら大事にできるのか、ちょうど良いところを見つけるには時間がかかる。


自分軸をグレードアップしている最中は、自分だけ無重力のような感じで、精神面が不安定になりやすい。
どうか落ち込む自分や失敗した自分を見守ってあげてください。
大丈夫。
落ち込んだり、失敗したりするということは、自分軸がちょうど良い所を探している証。

弾き出されたピンボールが、いろんなところにぶつかって、必ず行くべき穴に落ちていくように、
一度動いた自分軸も、これからの自分が行くべきところに落ち着いていく。

思いの外、時間がかかることもあれば、あっさり決まることもある。

ピンボールのように、ハラハラドキドキで楽しめれば良いのですがね、そうはいきませんよね。



自分軸が揺らぐことは苦しいけれど、
変化を恐れず突き進んできた証であると思うから、まずはこれまでの自分を褒め称えて、
新しい世界を楽しむためにもがいている今の自分を応援してあげて欲しいです。


自分軸の反対として、他人軸って言いますよね。
「他人軸はではなく自分軸で生きよう」って言うけれど、
いわゆる他人軸ってことは、特定の人や周りの人を大切にしているってことでもあると思う。

自覚がなくとも、「自分が大切にしているモノを守るには、周りを幸せにすることが必要」
または、「周りの人の幸せが自分の幸せ」という軸を持っているのではないでしょうか。

行先が定められておらず、相互に助け合って共に生きていく世界だから、
他人軸が自分軸の一部となっていることが当然であることに加え、人が前に進むことをも助けてくれていると思う。



他人軸がここまで批判されるのは、

理由の一つは、自分軸と他人軸が寄り添った状態になっておらず、本当に生きたい自分軸の方向に進むことを妨害し、自身を不幸にしてしまうから。

もう一つの理由は、他人軸で何らかの決断を下して失敗したときに、その失敗を他人の所為にしてしまうから。

この二つがあるように思います。


他人軸は集団生活において「安心」を得らことができたり、大切な人と同化することが幸せ(蠍座的イメージ)の場合、悪い面ばかりではありません。
ただ他人軸は、
あくまで自分がこの人生で大事にしたいことを守るために、
自分軸の一部を構成するモノであるのです。
自分が不幸になってまで他人軸を取り入れることは本末転倒なのです。

また、決断を下すのは他人ではなく自分です。
他人軸で決めても、他人は責任をとってくれません。
他人軸で決めて不幸になっても、他人は救ってくれません。「迷惑ですのでおやめください」の一言が返ってくるかもしれません。
決断の責任はどんな時でも自分にあるのです。



自分が不幸になってしまうほど他人軸を取り入れてしまっている人が少なくないのは、
知らず知らずのうちに「幸せになるための道」として幼少期から周りの信頼する人から教わっているためだと思います。

このおかげである意味「無駄」を省いて、安心して生きていける面もあり、これが悪いこととは思いません。

しかし辛い時には、
そうした知らず知らずのうちの思い込み(前提)によるものでないか、
自分軸を見直して最適化することが必要なときなのかもしれません。

大丈夫。
自分軸は、変わっていくモノだから。
変わったときには一回り素敵な自分になれるから。




最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

あなたらしい毎日をお過ごしください。