名古屋市営地下鉄鶴舞線乗り入れ用通勤車100系の仕様変更車/マイナーチェンジ車として1994年7月に6両✕1編成のみ製造された増備車である。
従来の100系からの変更点は6両全てが三菱電機製後期型GTO-VVVFインバータ制御装置を採用した3M3T編成となり
主制御器並びに台車は100系5次車と同じMAP-174-15V38(三菱電機製後期型GTO素子VVVFインバータ制御・1C4M)・住友金属製ボルスタレス台車SS126D形/SS026D形(電動台車/付随台車)、駆動方式はTD駆動を引き続き採用したが
主電動機は100系5次車VVVF車の東洋電機製造製TDK6380Aから三菱電機製MB5059A(いずれも170kw)に変更した。
車体は従来の100系からの仕様変更/マイナーチェンジ車という位置付けから前面形状が瀬戸線6750系2次車と同一形状の前面に変更され
ブレーキ装置並びに運転台の主幹制御器は従来の100系のHSC-D電磁直通ブレーキ・縦軸式ツーハンドルマスコンから3500系と同じ三菱電機MBS-A全電気指令式ブレーキ・前後操作式T字形ワンハンドルマスコンに変更し純電気ブレーキを採用。
前面右側の窓下に『ECB』のロゴと車体前面下部には排障器(スカート)が設置され
車内内装並びにドア窓は3500系と同じものに変更されたが座席はバケットシートを採用しドア上にLEDの案内装置とドア開閉時のドアチャイムを設置した。