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帝都高速度交通営団6000-1.2.3(ハイフン)系(6000系第一次試作車)更新車(史実とは異なる)
1992年、千代田線6000系第1次試作車として製作され各種試験に用いられた後に北綾瀬支線に転用されていた6000−系(6000-1.2.3)を制御方式も併せて更新した。
改造内容はB修工事となり鋼体修理、空気配管、艤装配線の取替、内装の変更並びに冷房化(南北線9000系と同じ空調装置)。
内装はまず連結面のキノコ型大型貫通路は維持し車内配色は化粧板と座席を06系に通じたものを採用、各ドア上にLEDの列車案内表示板を設置した。
また連結面のキノコ型大型貫通路の左右座席側にはアクリル板の袖仕切りを設置し各車両の車端部に車椅子スペースを設けた。
保安装置はCS-ATC装置とATOを設置し
運転台は前後操作式右手操作形ワンハンドルマスコンを採用し
ドア窓は06・07系と同じものに交換しドアチャイムを設置。
走行機器は大幅に変更され後に千代田線06系・有楽町線07系に搭載されるIGBT素子使用のVVVFインバータ制御装置(3レベル/1C1M×4)・三相交流誘導電動機(定格205kw)を3両全車に搭載。
主制御装置のVVVF装置の基本仕様は06・07系、05系19次車以降と同じ素子耐圧1,500V - 600AのIGBT素子使用の3レベルVVVFインバータ(1C1M×4)である。
3両各車毎に異なったメーカーのものを採用し
6000−1:東芝製SVF009-AO形
6000−2:三菱電機製MAP-214-15V40形
6000−3:日立製作所製VFI-HR4420A形
となる。
補助電源装置は三菱電機製DC-DCコンバータTN-AA170A形(170kW)を搭載し空気圧縮機はレシプロ式のC-2500LB形を何れもは再電装化されたクモハ6000−1に搭載した。
また全M車化に伴いCT1車となっていた6000-1号車をCM1車として再電装し台車をT台車となっていたFS-068R形をM台車化しFS-368R形とし
VVVF化に伴い歯車比を7.79としたため電動車である6000-2.3の電動台車FS-502を改造しFS-502C形とした。
最高速度:120km/h
起動加速度:4.0km/h/s
常用減速度:4.5km/h/s
非常減速度:5.0km/h/s
となっている。
ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを搭載した。
改造後、千代田線や有楽町線、開業前の南北線などで各種試験に用いられた後ワンマン運転対応工事も行われ引き続き5000系アルミ車とともに北綾瀬支線の運用に使用。
2014年に営業用車両から引退した後、新木場車両基地にて動態保存車両兼訓練車両として用いられている。