全くの初めてってわけじゃないですけどね(笑)

前述の通り、自転車でのスポーツ走行が出来ない状態なので、今日から水泳を取り入れてみました。
向かったプールは春日井市民温水プール。
別のプールと迷っていましたが、経験者のゆたろ君のアドバイスでこっちにしました。
ありがとうゆたろ君!
行ってみるとなるほど、本格的な50mプール、ファミリー向けの25mプール、
他にも流水プールまであり、大変充実しています。
特に50mプールは競技でも使えるようガラス張りの客席までついた立派なもの。
いまいちプールでの勝手がわからないので、おっかなびっくり中に入りました。

一応、泳げるとはいえ、水泳などもう何年もやっておりませんでした。
最初は25mプールからかなとも思いましたが、
実際に25mプールの様子をみてみると、殆どが子供か高齢者。
さすがにここで一人泳ぐのは浮いてしまうかなと思い、50mプールに最初から入りました。

一番右端のコースがアップ用となっていました。
初心者は端のコースでとの案内書きもありましたので、今日はこの端のコースで僕は固定かなと。
ストレッチを、特に痛めている左足をメインにおこなってから、いざ入水。
プールの水深は1.9mと、僕の身長よりもだいぶ深いです。
速くは泳げないが、とにかく泳ぐだけならそれほど心配は無いはずですが、
まともに泳ぐのは学生時代以来と、不安一杯。
かなりびびりながら、往復100mの一本目に出発しました。
泳ぎはじめていきなり失敗に気が付きます。
ゴーグルをつけるのをすっかり忘れていました。
せっかく前日に買いこんできたのに、何をやっているのやら。
とにかく入ったからには泳ぎきらねばなりません。
脚には負荷をかけたくないので、上半身だけを使いクロールで進みます。
ゴーグル無しでは視界も悪く、ただでさえ不安久々で不安なのに、先も見えないとはいよいよ怖いものです。
まして、足のつかない深さの50mプール。
本当に泳ぎきれるのだろうか?
たった50mが物凄く遠く感じました。
水の中で思うように体は動かず、息は顔を上げた時にしか出来ず。
その場で立ちすくんでしまいたくなるような気分でした。

しかし、僕たちはにはこんな時に力を得る方法を知っているのです。
僕たちはオタク。
ピンチの乗り越え方、水泳における心構え、大切な事はすべて、アニメや漫画に記されているのです!
僕が知る最も優れたスイマーといえばこの人!
アイラ・ヴェフェラスカ・ロスノフスキ選手!(バトルアスリーテス大運動会)
アイラ選手は、水を恐れる仲間に向けてこう言った

「怖くないぞ

苦しくなったら出ればいい

水はお前を縛ったりしない

水を信じろ」

また、ライバルとの大一番で自らを鼓舞するためこうも言った。

「手を出せアイラ前へ!

もう一歩前へ!!」

そうだ、静かなプールの水面で何を恐れることがあるか?
本当に苦しいならすぐプールサイドに上がればいいだけの事。
50mはもうすぐだ。
手を出せ青レンジャー前へ!もう一歩前へ!!

オタクパワーで気力を取り戻し、まずはプールの端から端へ50mを完走。
最初の片道を乗り越えてしまえば泳ぎきれると確信出来ました。
泳げると解ってしまえば、少しずつではあるものの、不安は解消されていきます。
折り返してまずは最初の一往復を終了。

一度泳ぎきってしまえば、後は繰り返す事で徐々に慣れてきます。
一往復、もしくは二往復ぐらいしては一度プールから出て休息、そんなペースでしばらく泳いでました。
そうしていると、徐々に周りを見る余裕が出てきます。
自分と同じコースを泳いでる人や他のレーンを泳いでいる人、周りには沢山のスイマーが居ます。
で、最初に気が付いたのは、

僕、泳ぐの物凄く遅い!!

子供の頃に水泳を教わっていた頃もそうでした。
とりあえずクロールと平泳ぎをする分には不安なく泳げていたのですが、
より速く泳ぐというのは苦手であったと記憶しています。
それは大人になっても変わらないようで、
水中で隣のコースを泳ぐ人が僕よりもかなり速く泳ぐ様子が見て取れました。
僕が速いなと思った思った人も、よく見ればそれ程攻め込んでいるような様子ではなく、
むしろゆったりと手足を動かしているように見受けられます。
それでも僕より数段速いのです。と、いうよりは、僕が数段遅いのです。
挙句の果てには、かなり間隔を開けてくれているはずの
後続の同じコースの泳者にも追い抜かれてしまう始末。
とはいえ、僕が泳いでいた左端のコースはアップ&初心者用。ここでがんばるしかありません。
自分が遅いと気が付いた後は、更に周りの様子に注意することにしました。
自分が泳ぐコースの状況をよくみて、
後ろから来る人の邪魔にならないよう、しっかり間隔をあけて泳ぐ事に。

そうして、何度か泳いでは休み、休んでは泳いでを繰り返し、気が付けは3時間ほどプールで過ごしました。
体力的にはもう少し泳げそうな感じでしたが、休日ともあってずいぶんプールが混雑してきたので、
頃合を見計らって今日はここまでとしました。

泳ぎ終わってみると、やはり上半身。特に二の腕と背筋がかなり疲れています。
上半身は可能な限りリラックスさせるのが自転車における信条としてる僕にとっては、
普段殆ど使っていない部位です。
そして、今回水泳に来る発端となった左足の不調はどうか?
こちらは自転車の時とは比べ物にならない程負担が少なく済んだようで、違和感もそれほど出ていません。
現状では3時間自転車でスポーツ走行は出来ないような状態なので、
やはり水泳を取り入れる事は正解だったと思います。



当面、5月下旬までは自転車には乗らず、水泳トレを続けていく予定です。