柴田です。
半年近くブログを書いてこなかった久闊をまずお詫び申し上げます。
そして、お世話になったみなさまへ報告しなければならないことがあります。
レコーディングの中止。そして、活動の無期限休止です。
これまで応援してくれたみなさんには、突然の報告になってしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
15歳から郡司とともに音楽を始めてからあっという間の10年。絶対にやめないと思っていた音楽をやめるという決断をしました。
このブログを書くにあたって、たくさんのことを思い出し、考えました。
去年は、25歳になって2日後に、無理のしすぎで倒れてしまい、人生で初めて「死」を意識しました。
そこで初めて考えたこと。
このまま死ぬとしたら、最期に何をしたいのだろう。
それは音楽なんだろうか。
このとき心に生じた小さな迷い。
まだ曖昧模糊としたものでしたが、この迷いがきかっけになったことは否定できません。
そして、全国発売のためのレコーデイングのお話。
初めて仕事としての制作。想像を越えたプレッシャー。本当に押しつぶされそうでした。
「この苦しさを越えればきっと何かが変わるはず」
そう思って頑張っていました。
しかし、納得のいく曲が一向に生まれない日々。
ただただ時間が過ぎていく感覚。
行き先のわからない急行電車に揺られているようでした。降りることもできず。
そして追い打ちをかけるように体調も崩すようになり、練習やレコーディングの日は体調の変化がより顕著になっていました。
もう精神的に限界でした。
ギターに触ることすら辛くなってしまい、音を出すことが怖くなってしまいました。
楽しかったはずの音楽は、ただただ辛いものになっていき。
この苦しさを越えた先にあるものは、自分の望むものなのだろうか。
そして郡司に打ち明けました。
正直な気持ちを話すの初めてでした。誰にも相談してこなかったのです。
ひとりで抱え込んで、僕は限界をむかえてしまった。
そして話し合いの結果、今回のレコーデイング中止とともに活動の無期限休止となりました。
楽しみに待ってくれていたCDを完成させることができず、本当に申し訳ないです。
そして、応援し続けてくれてありがとうございました。
文章では伝えきれない気持ちをしっかりと届けるためにラストLIVEを予定しています。
LIVEについては後日、改めてブログに書きますので。
よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
ao 柴田達也