畠中恵さんの「わが殿」を読みました。
織田信長に勝るとも劣らない才気を放つ大野藩主・土井利忠。「わが殿」に惚れ込んだ七郎右衛門は、無理難題を一手に引き受け…。幕末痛快小説。『福井新聞』『宇部日報』ほか掲載を書籍化 |
新銅山の開掘、面扶持の断行、藩校の開設、類を見ない大型船の造船…。七郎右衛門は、幾度も窮地に陥りながらも、大野藩主・土井利忠の期待に応え続け…。幕末痛快小説。『福井新聞』『宇部日報』ほか掲載を書籍化。 |
これは図書館の説明を載せました。
上下2巻の本でしたが、一気に読んでしまいました。
最初は畠中恵さんの書いた小説なので、わりと軽いお話(すみません💦)なのかな?と思って読み始めたのですが、主人公の七郎右衛門の実直で派手な性格ではないのに、主君大野藩主・土井利忠の無理難題(主に財政)をなんとか(奇想天外なやり方でなく)やり遂げていく姿がなんとも心に響きました。
明晰な殿や兄弟の願いにに四苦八苦しながらも応えていき、信頼される派手ではないけどじんわり暖かい交流に涙が。
そして幕末の武士達の姿も描かれていて、社会の仕組みが変わって行く中の、取り残されていく人のことも書かれていて、考えさせられました。
また、フランス革命の頃の支配階級の人々や日本の武士達などの、自分達の手で生きるために必要なものを生み出せない人々が生まれてしまったのが、なぜなのか知りたくなりましたね。
ちょっと真面目なお話でした。
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