晴れの国 | あんずミンツ

晴れの国







岡山。
GWの終わり、母や伯母と連れ立ち、祖母の一周忌・祖父の墓参りへ。
片道5時間半の道のりを経て・・・眼前に広がる懐かしい山々と川にかかる橋。
今は誰もいない祖父母の家は、少し寂しい顔をしていたけれど
変わらない匂いを残し、しっかりと留守を守ってくれていた。

ただ・・・この家はお祖父さんの手製なので・・・
ソーラー機械が駄目になっていて、追い炊きは出来てもシャワー(お湯)使えず;
追い炊き口から滲み出る赤錆と格闘しつつ、暖かい湯で行水して就寝。
食事は近所の野菜販売所で買ってきたおこわと山菜で炊きものを。
空いた時間は町を写真に残したり、持ってきた本を読んで過ごして。
帰り際、庭に大切にしていたものを埋めた。
棚の上に大事に保管されていた私の賞状ファイルと、
壁に数本刺さっていたお祖父さんの赤い羽根を一つ持って帰ることにした。
岡山空港へ。
小さな光りが点々としていて、何処が津山のあたりかなぁ・・・などと
下を眺めながら岡山の地を後に。
夜の東京が海越しに見えてきたときは改めて、驚。
もはやファイナルファンタジー。巨大城塞都市への上陸ムービーのよう。
その中で小さく生活しているはずの自分すらもファンタジーに感じてしまった。

「海辺のカフカ」(下)村上春樹/新潮文庫
「十八の夏」光原百合/双葉文庫

「荒川アンダーザブリッジ」(3)(4)中村光/スクウェアエニックス