昔話 | ANZUの花びら

ANZUの花びら

何気ない日々の記録です。

稲刈りの終わった田んぼを見ていて、母方の祖父を思い出しました。
明治生まれの頑固を絵に描いたような祖父。
農家だったので田植え、稲刈り、お盆、新年、お彼岸など、何かと祖父の家に親戚が集まっていました。
耕運機(思い切り昭和なので知らない方もいるでしょうね(^o^;))の荷台に孫6人乗せて、大きなハンドルを切りながら、時速25キロで舗装もされていない田舎道をガタゴト走り、ワラビ採りやアケビ採りに行ったものです。
荷台でワーワーキャーキャーはしゃぐ孫達を見て満足気に笑う祖父。
耕運機のエンジンをかけたいと言うと、やらせてくれました。
何度やっても、なかなか、かかりません。
でも、じっと待ってくれて
10回目ぐらいに成功して喜ぶ私の頭を大きな手で撫でて
「よく頑張ったな」
と笑う祖父の顔が忘れられません。

(*^^*)