ロックな若旦那 

 

 


☆ちゃんが紹介してくれた古民家は

山間の静かな場所にありました。

 

 

 

 

『ゆっくり自然を楽しんでくださいね。

テレビもインターネットも何もありません。

流れる時間に身を任せてくださいね。』

 

 

 

 

管理人の方に言われ、古民家に入りました。

 

 


 


古くて広い台所、土間、

襖で仕切られた広い部屋が五つ

 

 

 

とても大きな家でした。

 

 

 

『☆さんから事情を聞いてます。

五千円でいいですから。』

 

 

たった五千円で4泊させてもらいました。

 

 

ありがたかったです。笑い泣き

 

 

 

 

 

 

 

夜になり、お風呂に入ろうとすると

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

何か視線を感じます。

 

振り向いても誰もいません。

 

 

 

 

また前を向くと

 

 

ん?

 

 

やっぱり何か感じます。

 

 

 

もう一度振り向くと、

サッと何かが動いて扉を通り抜けました。

 

 

 

 

 

 

 

image

ひょえーーーーー

 

 

 

 

お化け出たーーー

 

 

 

 

 

はちこの家系は

ちょっとそういうものを感じます。滝汗

 

 

 

妹、○ちゃんもよく霊を見てました。

 

 

平将門の首塚でたくさんの武士の霊を

見たこともありました。ガーン

 

 

 

ちょっとドキドキしましたが

古民家に住んでいるお化けは

特に悪さをする感じはしませんでした。

 

 

なので、

仲良く4泊5日を一緒に過ごしました。ウインク

 

 

 

 

 

 

次の日、

長男の担任の先生から電話がありました。

 

 

 

 

『仕事の面接の日が決まりました。

明後日の3時にきてください。』

 

 

 

やった!

 

 

 

履歴書を買って

貼るための写真を撮りました。

 

 

 

 

 

 

面接の日

 

 



ドキドキしながら、

待ち合わせ場所に向かいました。

 

 


待ち合わせ場所の建物には、

〇〇寮と書いてありました。

 

 

 

 

食堂に入ると、

 

 

 

(もっと若くてイケメンです。

このイラストでごめんなさい!)

 

 

サングラスをかけ、

顔の横から耳の脇までもみ上げを伸ばした

スカジャンを着た男の人が待っていました。

 

 

『どうも、初めまして』

 

 

そう言って、サングラスを外すと

優しそうな目をしていました。

 

 

 

『先生から話は聞いてます。

大変な思いをされたみたいで。


うちは鰻屋です。

そこで働いてもらって

寮の子たちの食事を作ってもらうって

ことでいいですか?


着物着てもらいますけど、大丈夫?』

 

 


わたし

『はい!大丈夫です。

若い頃、割烹料理店で着物着て

働いてました。よろしくお願いします!』

 

 

 

『おお、じゃあすぐに働けそうですね。

 

それで、部屋は3部屋用意してます。』

 

 


わたし

『3部屋ですか!びっくり

 

 

 

『そうそう。男の子でしょ?

一人部屋が欲しいと思うので、

ワンルーム2部屋と1DK。

家賃はいらないから。

電気代だけ払ってもらっていいかな?』

 

 

 

家賃なし!

 

 

『もちろん、敷金も礼金もいらないから』

 

 

敷金、礼金なし!

 

 

 

信じられませんでした!笑い泣き

 

 

 

『冷蔵庫も小さいけどついてるから。

洗濯機は寮の子たちと共同で使って。』

 

 



所持金を全く減らす事なく、

住む部屋が見つかるなんて!

 

 

 

 

 

 

もう奇跡!

 

もうミラクル!

 

 

 

 

『あと、はい、これ。』

 

 

封筒を渡されました。

 

 


 

『少ないけど、支度金だよ。

もらって。』

 

 

『今日ね、俺の誕生日なの。

だからさ、これも縁だなって思うのよ。

これからよろしくね。

俺のことは、

若旦那って言ってもらっていいから』

 

 

 

 

 

神さま・・・笑い泣き

 

 

 

初めて会った人に、お金をもらうのは

少し、戸惑いました。

 

でも素直にお気持ちを頂こうと

思いました。

 

 

わたし

『すみません!

大切に使わせていただきます!

ところで、

いつからこちらに移っていいですか?』

 

 

 

『じゃあ、明後日から移って。

それで、若女将と面接して。

じゃ!今日はおつかれさま!』

 

 

 

そう言って、若旦那さんはさっそうと

帰っていきました。

 



 

古民家に帰ると、

子どもたちに住む場所が決まったことを話しました。

 

 


そして

封筒の中身を開けると

 

 

 

 

 

 

なんと!

びっくりびっくりびっくり

 

5万円!

 

 

 

この5万円は使わずにお守りに持っておこう。

 

 

わたしは、お金を封筒から出し、

白い紙に包んで大事にしまいました。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

明日も良い日になりますように愛