前回の記事で
放射線治療の晩期障害について触れたので
この機会に以前書いた記事を再アップします。
その前に…
私の晩期障害はこんな感じです
放射線治療後5ヶ月
放射線性腸閉塞、多発腸管狭窄
→開腹手術
(小腸切除、横行結腸とのバイパス術)
小腸肥厚・硬化による蠕動運動の低下
→どうにもならないのでそのまま放置
手術をしてくれた消化器外科医からは
「放射線治療後こんなに短期間で
ここまで状態が悪いのは見たことがない」
と言われてしまいました
放射線治療後8ヶ月
放射線性直腸炎(血便、下血)
→高気圧酸素療法、アルゴンプラズマ焼灼術
治療はしたけれど完治とはならず
放射線治療後9ヶ月
リンパ浮腫
(リンパ節郭清と放射線のダブルパンチ)
→リンパ管静脈吻合術(LVA)
現在は弾性ストッキングを着用していない
その他、
腹部膨満感やガスが溜まりやすいなど
お腹の不調は今も少しあります。
お腹を下すことはあまりなくなりました。
婦人科がんだと
骨盤内に放射線を照射しているので
照射を避けられない部分に
晩期障害が起こる可能性があるようです。
私の場合は主に腸に出ましたが
人によっては
頻尿や血尿などの症状が出る
放射線性膀胱炎だったり
膀胱と膣の間に穴が開いてつながってしまう膀胱腟瘻や
膣と直腸の間に穴が開いてつながってしまう直腸腟瘻になることも。
放射線科医による放射線治療前の説明では
「晩期障害はほとんど起こらないから
あまり気にしなくていいよ」
と言われましたが、
私の場合は治療中の副作用も
晩期障害も残念ながら強く出てしまいました。
でも、これはあくまでも私の場合です。
個人差があるので
これから治療を受ける人は
どうか心配しすぎずに…
でも、疑問や不安に思うことは
質問などした上で、
まずはしっかり治療を受けてもらえたら
と思います。
そして、晩期障害が出てしまった場合
高気圧酸素療法などの治療を
受けられる設備はあるか、
事前に聞いてしておくと
少し安心できるかもしれません
治療中や治療後に
何か気になる症状があったら
早めの受診がおすすめです。
ここからが再アップの記事です。
先日こちらの記事で↓
高気圧酸素療法中に
医師から言われた言葉を記載しました。
「治療後にタイムラグがあって
症状がよくなるのは聞いたことがない。
よくなる人は治療中によくなる。
よくならない人もいる。」
そして、記事を書く際に
あらためて調べていたら
治療開始から6ヶ月後に
症状が改善している症例を見つけました!
と書きました。
私がネットで見つけて
読ませていただいたのは
東北大学医学部放射線腫瘍学講座の
資料で、PDFで62ページあります。
内容は…
放射線治療のこと
治療後の組織(体)で起こる変化
副作用について
排便時出血
むくみ、リンパ浮腫
お腹の不調
血尿
更年期障害
副作用の対策(治療)
画像や詳細なデータが載っていて
とても勉強になります。
放射線治療の後遺症に悩んでいて
情報を探している方に届きますように