本日のトララバ単独公演に足を運んで下さった皆様、応援電波を送って下さった皆様ありがとうございます!

今日という日を迎えるまで、内心胸が押し潰されそうな気持ちでいっぱいでした。

大切なお知らせについて改めてご報告させて頂きます。

私如月杏は、2月13日のライブを持ちまして活動を引退させて頂きます。

池袋RUIDO K3さんにて、私の嫁こと椎野愛花ちゃんとの引退2マンライブを最後に、7年間の活動に終止符を打ちます。

突然のご報告で驚かせてしまい、申し訳ありません。

ここに、単独公演の発表では伝えきれなかった思いを綴らせて頂きます。

私はこの活動を始めて七年以上になります。

きっかけは、20歳になる記念にライブに一度だけ出てみようと決心した事でした。

私は幼少時代から気が弱く引っ込み思案な性格で、その性格が原因で周囲と打ち解けられない事が多々ありました。

高校を卒業してからはネガティブな性格に拍車が掛かり、家族に沢山迷惑を掛けてしまいました。

今振り返っても、昔から本当に世話の焼ける娘だったと痛感します。

そんな時に、母がライブ出演の募集をたまたま見つけてくれ、歌を歌う事が大好きな私の背中を押してくれました。

初めてのステージは、とても緊張していて正直よく覚えていません。

でも、内気な自分が少しだけ変われた気がしました。

一度だけのライブの予定でしたが、主催者様のご厚意により、月に一度遠征して出演させて頂くようになりました。

ライブに通いながら、某大手事務所のオーディションも受けた事があります。

結果は、最終審査で落ちてしまいましたが...

そのオーディションで最終審査までいけた事は、ネガティブだった私に自信と希望を与えてくれました。

その後も、両親の理解と協力があり、月に数回、長野から遠征してライブ活動を行うようになりました。

東京に一人で泊まる事への不安や金銭面など大変な所もありましたが、それでもステージ立つ瞬間が私の生き甲斐でした。

足を運んで下さったお客様、そして送り出してくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。

毎月開催されるオーディションライブで声をかけて頂いた事をきっかけに、リメインプロダクションに所属させて頂くことになりました。

声をかけて下さった事務所はいくつかありましたが、リメインプロダクションに所属していなかったら今の私はどうなっていたのか想像も出来ません。

東京に上京してからはライブ回数が増え、動員を呼べない日々が続きました。

悔しい思いや悲しい思いも沢山したし、決していい思い出ばかりだったとは言えません。

それでも歌う事が大好きで、心に響く歌を届けたい、その思いでステージに立ち続けました。

ライブを重ねるうちに、最前列で聴いて下さるお客様や物販に並んで下さる方が増え、涙が出るほど嬉しかったです。

如月杏を応援して下さる皆さんに出会えた事、本当に幸せに思います。

7年間の活動の中で沢山の経験と出会いがありました。

CDを出させて頂いた事も、ユニット活動を経て得た経験も、私とって全てとても大切な思い出です。

そんな活動の中で、初めて辞めたいと思う時期がありました。

それは、大好きなおじいちゃんが病気で倒れてしまった時です。

ユニットで大きなステージに立つ2日前にその事を知り、その日のステージは笑顔を作ることで精一杯でした。

当時の事は今でもとても印象深く記憶に残っています。

一番の味方でいてくれ、闘病中で自分が心細い時もいつも笑顔で送り出してくれたおじいちゃん。

思い出して今でも号泣してしまう位大好きなおじいちゃんの死は、活動を辞める事を本気で考える程ショックでした。

そんな時に、母の「あなたが今ここで辞めたら一番悲しむのはおじいちゃんだよ」という一言で目が覚めました。

母だけではありません。実家が大変な時にも関わらず、親戚の皆が背中を押してくれました。

ライブ活動を優先し続けた事を誇りに思うと同時に、支えてくれた家族と、そして応援して下さったお客様に感謝の気持ちでいっぱいです。

先週一周忌を迎えたおじいちゃんも、天国で見守ってくれていると思います。

ライブ活動での経験、素敵な出会いをきっかけに、私の人生は前向きに変わりました。

しつこいと思われるかもしれませんが、人生の中で皆さんに出会えた事が、私はとても幸せです。本当に嬉しかったです。

ネガティブだった自分がライブを通じて変わる事が出来ました。

私は、来年の2月で27歳という節目を迎えます。

改めて自分の人生を見つめ直した時、今後どうしたいのか、何度も考えた結果、

今まで好き勝手してきた私を一番近くで見守り、背中を押し続けてくれた家族に親孝行をしたいという思いが明確になりました。

その決断に至るまでとても悩みましたし、今でも後ろ髪を引かれる思いです。

何より、今まで応援してくださったお客様、家族の皆、そしておじいちゃんに、自分の夢を叶えて恩返し出来なかった事が心残りで、とても悔しいです。

ですが、家族の後押しとファンの皆様の応援に甘える訳にはいきません。

ここが私にとって踏ん切りをつけるタイミングだと思いました。

このような形で引退をする事に、ショックを受ける方もいらっしゃると思います。

本当に申し訳ありません。

今日のライブを迎えるまでに沢山の葛藤がありました。

お客様の反応を見るのが怖くて顔を上げられませんでした。

ですが、物販で声を掛けて下さる言葉はどれも暖かく、ひとつひとつの言葉が胸に沁みました。

私は本当に素敵なお客様に恵まれたと思います。

引退するまでの残り5ヶ月間、その間に沢山の重大ライブがあります。

来月10月18日は、念願のレコ発ワンマンライブです。

偶然にも10月18日、この日は2009年に私がStarry roadのレコ発を池袋RUIDO K3さんにて開催させて頂いた日です。

10月18日という日は私にとって運命的な1日のようです。

私にとって最後のワンマンライブになります。

私の7年間の集大成と、感謝の想いを皆さんに届けたいです。

私も、ステージから見る光景を目に焼き付けたいと思います。

如月杏と応援して下さった全ての皆様に

是非とも

いや、

絶対に足を運んで欲しいです。

この日は如月杏に貴重な時間を下さい。

お願い致します!

残り5ヶ月間、如月杏に出会えてよかったと思って貰えるよう、誠心誠意努めて参ります。

拙い文章になってしまいましたが、引退に至るまでの私の想いをどうしても伝えたかったので、このような形でブログに綴らせて頂きました。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

残り5ヶ月間、最高の思い出を如月と一緒に作って欲しいです。

感極まって泣いてしまう事もあるかもしれません。

ですが、最後は笑顔で挨拶が出来るよう、悔いが残らないように活動していきます。

どうか、見守っていて下さい。

宜しくお願い致します!


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