ついに来てしまった。

 

緩和ケアの調整。

緩和ケア病棟を自前で持っている病院というのは限られている。

 

そして、拠点病院でもあるはずなのに

”受け入れはしていない”病院もあるのだ。

 

自分のところの患者で手一杯だからという理由なんだろうとは思う。

 

緩和ケア病棟のない時代なら通常の内科系の病棟で看取る。

今も多少なりともあるはず。

在宅医療の後押しもあって、家で亡くなりたいという人も少なからずいる。

 

夫は当初から亡くなるなら病院でと言っていた。

私のためだとは思っている。

 

緩和ケア病棟のいいところは、わりと融通が利くところ。。

家族の付き添い、家族の宿泊、食事の制限、活動の制限・・・。

 

自分の好きなことをして過ごす事が大方許されている。

例えば、病院ではあまり見受けられないベビーの面会も可能なところがほとんど。

 

私としては、家で過ごしても病院で過ごしてもあまり変わりないと思ってる

医療的な処置が必要ならするし、訪問看護と連携してもいいと思う。

 

私の意見は通らない。

できるだけ、家族の時間を長くとりたい。

その思いは一緒のはずなのに。

私に手間をかけさせてよ。

夫との時間を奪わないでよ。

病める時も健やかなる時もって誓ったのに。

最後の最後で私の手を放すなんて、ずるいよ。

 

 

産まれる子のために残すものをリストアップしておこう。

覚えてないかもしれないけど

 

のび太の月面探査記がいいこと言ってたので

我が子と夫の思い出を嫌というほど共有していこうと思う。

@あんず