杏のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

お会いできるのを楽しみにしていますよ。是非いらしてくださいね。

 

さて!私には91才の姑がいます。

私は尽くすのが好きだから、この10年くらい良かれと思うことを積極的に沢山してきました。

 

毎日かかってくる電話は数時間平気で付き合いました。

→ハンズフリーにしてさら~と聞く。返事に困ったら大笑いしてごまかす。

最後には「お母ちゃんは幸せ者ね」と言って、良い気分になって貰って電話を切る。

→正直終わるとぐったり&大変でした。

 

4年前に地方から都内へ呼び寄せてからは、可能な限り率先して掃除や片づけを一生懸命しました。時には外食や我が家への招待も。

→本心は喜ばれたかっただけ。

→モンスター姑だけど、私が世話することで性格が丸くなるといいなという期待込み。

 

さて、そう過ごして4年経ったある日、姑の勝手な誤解で激怒して、私に酷い剣幕の電話が来ました。

「なんで杏さんは意地悪をするの?あんたは怖い人や。もう来ないで頂戴!」

「あと数カ月で実家(今は無い)へ帰るわ」

と怒鳴ったんです。認知症ではありません。

言われた私が認知症になりそうでした。キョトン!

誰よりも尽くしてあげていた私を「意地悪する怖い人」と言い放った=ありえん!

激しくショックで、一瞬脳が沸騰しかけて咄嗟に椅子から立ち上がったから、一瞬体が宙に浮いたかも。

 

主人も😲ビックリ

「なんで怒っちゃってるの?そこまで言うなら、こっちにも考えがある!」

と、主人が参戦して、大変なことに。

なんとか喧嘩が終わって主人が言ったことは

「やれる限りの事は、長年尽くした。これからは必要以上の事はしないことにしよう。やっても喜ばない。逆に前より言いたい放題になった。異常だ」

と。

主人は妹へ電話して経緯を説明。

妹は10年以上前にこの姑(実の母親)の悪態に呆れて、さじを投げたのですが、今、その段階に『遅ればせながら私達もなった』と打ち明けました。

 

それ程まで、姑は、「長男(主人)公認モンスター」。

 

さて、ここからが学び。

人間関係で自分から積極的に関わろうとしたら、その分だけ、積極的な反応があります。

(例)

一人で必死に考えている人に「お手伝いしましょうか?」と伝えたら、きっと大いに頼ってきて、ついでにあれもこれも、っと質問してくるかも、です。

→逆を言えば、その方が自力で『やっと見つけた!苦労したけど良い経験になった=自信になった』の素晴らしい感動を奪うことかもしれません。

そりゃ~そうです。こっちから「こっちを見てよ!」と関わったのですから「それじゃ~見ますよ。言いますよ。頼みますよ」とこれ幸いとばかりに反応が大きくなりそうですね。

 

先日、仕事で日本語と英語の間を取り持つお手伝いをさせて頂きました。

すごい剣幕で大きな会社のシステムに不満を言うお客様がいらっしゃいました。

私が担当部署へご案内して、事情を説明して

「ではここの方々が対応しますので…」

と丁寧に引き継いだのに

「だめだめだめだめ!あなたここにずっと居て頂戴。最後まで付き合ってもらうわよ。」

と、私を解放してくれませんでした。(全く違う部署の案件なのに)

 

『いいたいことを全部会社へ英語で言ってくれ!』

ということでした。仕事だから勿論手を尽くしました。

 

ですが、もしここに私が存在しなかったら(海外ではそういう場面がきっとあるでしょう)

A)苦労しつつ伝えようとする

B)伝えるのを諦める

のどちらかかな。

にしても、自力で判断するはず。

最終的に「帰国してから正式に抗議しよう」と考えるかもだし。

 

私の仕事(存在)ってもしかしたら余計なのかもとも思えたほどでした。

 

ここで姑を思い出したわけです。

パターンは勿論ちがうことですが、似ている?。

姑からしたら、自分に優しくしてくれる杏が「言いたいこと言っても『構わないんだ』と感じさせる存在」になっていたのかも。

 

私の積極的「おもてなし」行為が原因だったと感じました。

何事もやりすぎ、関わりすぎ、構い過ぎ、世話のしすぎ、はよろしくないということを、お伝えしたいです。

その人の挑戦、忍耐力、感動、体験を奪いかねないのかも。

もしも今、あなたが「ある相手に入れ込み過ぎ」「やってあげてばっかり」「頼らせ過ぎている」と感じたら、その頻度を少し見直してみると良い流れが生まれるかも。

 

というのは!このモンスターばあちゃんは、主人だけ月1程度、対応(お世話)することにしたら、意外にも何も言ってこなくなりました。

逆に、遠慮がちに電話をかけてきたり、私達が「仕事中だからごめんね」と一方的に電話を切ることで、「忙しんだな」と理解してくれました。

(今まで暇なんだなと思っていたのか)

でもモンスターちゃんは「はーい」と快く電話を切ります。

 

この30年間、モンスター放題だった姑が、この数カ月で「遠慮がちばあちゃん」になりつつあります。

この切り替えの早さ!

 

さて、まとめ👇

◎何事も、加減が大切!

【やりすぎ】

   ⇧

(このバランス)

   ⇩

【やらなさすぎ】

 

◎解決策:心がけると良い事

●一度の行動で、相手の反応や様子を見る。

●周囲の助言を参考にして、人との関りを調整する

→「すぐ夢中になってしまう性格」の方は、たとえ良い事でも、やりすぎ注意です。

●自分の人生を大切に!

●自分が楽しむ時間をもっと作って!

→「人生は意外と早く進むもの」を強く意識しましょう。

 

◎周りの方々で、良い事、良い経験、良い意識の方から、助言をしてもらうか、その方の真似をしてみる

というのが、自分以上の行動ができる早道(成長が加速する)と、普段から習っています。

◎良いお姿も、好ましくないお姿(モンスターやカスタマーハラスメント)も、自分に何かを気づかさせてくれる有難い存在です。

◎周囲の人すべてが、人生のモデルケース。自分にもその心の欠片があるかも?。過去はそうだったかも?と捉えると、気にならなくなります。

 

🌟大切な事は、相手のネガティブ感情に巻き込まれないように、近づきすぎないこと。

 →ここでこの感情に応戦したら、私も同類になってしまう!。修行だと思って落ち着ける自分になりたいものです。

 

ご参考になさってください。

世界が平和でありますように。

皆様が少しでも「あ~私って幸せだな」と感じますように。

お読みいただきありがとうございました。


想像より巨大でしたラブ