小説あなたを想い続けて私は猫になった〜今までのあらすじ
あなたを想い続けて私は猫になった。第1章〜第7章までのあらすじ加山美鈴41歳。独身。家族を顧みない父と病弱の母を看ながらエステサロンで働き。家に帰る。そんな日常。遊びも恋も縁遠い。ある日同僚から勧められてSNSを始めるそこで和磨という青年と出会う。いつしかお互いに惹かれていった。和磨から告白めいたメールをもらったが美鈴ははぐらかしていた。美鈴は悩んでいた。和磨に事実を言わなくては…その事実とは年齢差だった。美鈴は和磨より一回りも上だった。しかし和磨は言う。もう好きになっちゃったから…和磨はそれから週一で大阪から高速バスで美鈴の元に会いに来る。若い和磨に翻弄される美鈴。もう離れることはできない。一生君だけを愛していく。和磨の言葉に美鈴は幸せに震えた。しかしそれから1年後のある日。和磨からの電話に運転中で出れなかった日以降和磨からの連絡が途絶える。いくら美鈴が電話してもメールをしても返答はなかった。絶望感で傷心した美鈴。その美鈴は仕事帰りの夜道で不思議な黒猫と出会う。そしてそれから不思議な体験をしていくことになる。時空間を移動。体にも異変が起きる。時空間を彷徨う中何故か惹かれるように入った骨董店で不思議な初老の男性と出会うが気味が悪くて店を飛び出した。だがまた店を訪れる美鈴。気味の悪い初老の男性はいなくて弘也という男性が笑顔で美鈴を迎えてくれた。和磨と何処となく似ている弘也にいつしか心が動く。また弘也も美鈴に好意を持つ。 美鈴は休みの日に弘也と美術館で待ち合わせすることになり小躍りで美術館へ向かうが弘也は現れることはなかった。事故でもあったのではないか!?急いで店へ行ってみた。しかしそこにあるはずの店はなかった…