11月最後の赤ちゃん向けおはなし会では、サツマイモのペープサートをしました。
「おおきなかぶ」の話は誰でも知っていると思いますが、これは「かぶ」を「おいも」に変えたおはなしです。
一場面ずつめくっていって画面が増えながら、おはなしが進んでいきます。
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おじいさんが、おいもの苗を植えました。
「大きなおいもになあれ。あま~いおいもになあれ」
おじいさんはおばあさんを呼びました。
「おばあさんや~おいもを抜くのを手伝っておくれ~」
「はいはい、りっぱなおいもですね」
それでは、せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ」
やっぱりおいもは抜けません。
おばあさんは、孫を呼びました。
「おいもを抜くのを手伝ってくれないかね~」
「いいわよ。わーあ、大きなおいもね。」
それでは、せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ」
まだまだおいもは抜けません。
孫は犬を呼びました。
「ポチ、おいもを抜くのを手伝ってくれない?」
「よしきた、ワン!」
それでは、せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ」
やっぱりおいもは抜けません。
犬は猫を呼びました。
「タマ、おいもを抜くのを手伝っておくれ」
「よしきた、ニャン!」
それでは、せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ」
なかなかおいもは抜けません。
猫はねずみを呼びました。
「チュー太、おいもを抜くのを手伝っておくれ」
「よしきた、チュー!」
それでは、せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ」
あともう少し!
もっと大きな声で応援してね。
せーのっ。「うんとこしょ、どっこいしょ、うんとこしょ、どっこいしょ」
とうとうおいもが抜けました!(←ここでペープサートを裏がえす)
大きな大きなおいもは、みんなで焼き芋にして食べたとさ。
同じ言葉の繰り返しなので、小さな子どもも喜んで声に出して参加してくれます。
ねずみが出てきた場面は、ちょっともったいをつけて最後に大きな声を出してもらうと、一層盛り上がりますよ。
これは巻き込みペープサートというもので、まず表と裏に絵を描いたものを貼り合わせます。
両端に割りばしや竹ぐしなどをテープで留めます。
端からクルクルと巻き込んでいってできあがりです。