入れ墨の起源説として


顔面が横殴りになってアスファルトとキッスして、左目の横がジャリジャリになって、病院で洗浄してもらって治療された傷は、皮膚が直っても痣のような毛のような模様が暫く残った。

それは、まるで入れ墨のようにも思えた。

振り返って入れ墨を考えてみると、それは海上で船に乗り生計を立てていた人たちと共にあったらしいから、もしかすると僕のように生傷が絶えない日々を過ごしていた彼らが、櫂や舷側に激突して出来た傷を治療の為に血抜きや膿抜きする過程で形成されたものだったのかも知れない。

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※通説ではない。

 参考
「5300年前のアイスマン」
「2500年前のアルタイ王女のミイラ」
「日本の縄文時代の土偶」
など

 #過去理解 #いれずみ