愛するアランのおはなしNo.6

本当によかった！！

僕は
大きい明るい声が聞こえる方を
見てみた

せんせい！りーちゃん！ねこちゃん連れてこれました！

るーちゃん本当にありがとうございます！

そのひと
ううん…
あのひとの名前は

るーちゃん。

かわいい名前だと
僕はいっぺんに好きになったんだ。

あれ？
もうひとりいる。

ねこせんせいはふたりいる。

どちらかともなく

僕に近づいて
かぁしゃんだよ。
ママだよ。
ずっとずっといっしょだよ。

るーちゃんもふたりも
泣いてるみたい。

僕が言ってあげた方がいいかな
あのことば

泣かないで。
大丈夫だよって。

あ、でもすぐに
クルマが出発したみたい。

さんにんと僕で

どこにいくんだろう。

ねこちゃん！ついたよ

病院のせんせいに診て頂こうね

び・ょ・う・い・ん………

ドキドキゾクゾク

僕はこれからおこる
検査や治療のこと
なんにも知らなかったんだ……

No.7に続きます。





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