どれくらいここに座っていたんだろう。

ただおなかが空いて
からだが痒くて

ひとの声が聞こえるここに
居なくちゃ。
とにかく
そればかり考えてた。

おうちに帰れたあのとき

たしかに
ひとは僕に優しくしてくれた。

もう会えないなんて
帰れないなんて
知らなかった。

あっちいって。
ドアに鍵を閉めて

僕をおうちにいれてくれない
あのひとたちは
だれなんだろう。

あのひとたちも
おなじひとなのかな。

どうして僕はひとりになったのかな。

いっぱい考えても

何にも浮かばなかった

ねこちゃん!どうしたの?

僕に聞こえた
優しい声

突然そのひとは現れたんだ。

少しだけ
目を開けた。

大丈夫だからね
絶対に大丈夫。

ボロボロの僕の前で
そのひとは
ねこせんせいに電話してるみたい

ねこせんせい……

初めて聞くことば
いったい
だれなんだろう……




毎日応援ありがとうございます
(*´∀`*)ポッポチっと
よろしくお願いいたしますスター⬇️