インドの首都デリーの郊外、Maneesar やBawal、Neemuranaなど新興工業団地に近く、急速に住宅や商業施設ができている新興開発地域であるBhiwadiを紹介してみたいと思います。

Bhiwadiの場所、水色のあたりを拡大したのが下の図になります。首都デリーからは70kmほど離れています。

 

最初に上の横長のメインルート、これはBhiwadiを横に抜けるメインルートです。次に、中央のBhiwadiにを中心にした市内中心部、その右のキャピタルモール周辺、逆に左は縦に走るメインルート沿い、最後にStarhelthと書いてある開発地域の順に写真を紹介していきます。

 

Bhiwadi 北部を東西に走るメインルート

日本でいう県道か地方国道レベルです。撮影したのは日曜日ですが、平日は大型トラックもよく通ります。交差点付近には大きな商業施設が作られていますが、少し走ると殺風景というか、小規模商店や集合住宅がぽつぽつ見えるくらいです。ただ、鉄道のないBhiwadiの玄関口となるハイウェイから分かれてきた道なので、ハイウェイにあるバス停(デリーや州都ジャイプール、30kmほど離れた最寄り駅Rewariに行くバスが発着)に行くための乗り合いオート(路線バスのように往復する3輪タクシー)もよく走ります。

 

Bhiwadi中心部

地図の中心でこの町の中央部、バスターミナルもあるところです。鉄道のないBhiwadiでは一応玄関口とも言えますが、実際は隣町のハイウェイ沿いに主なバスが発着するため、交通の要衝とも言えません。むしろ、地元民が買い物に来る下町の商店街といったところでしょうか。

 まあ、お世辞にもきれいな街とは言えませんが、左上の写真の小さな商店街だけだったところに、周りに車や人が増えて新しい建物を作っていたり道路工事をしている(しようとしている)という感じです。

 

中心部から1kmほど左にできた新しいショッピングモールと

モール正面の写真を撮り忘れたのですが、左上の写真、突然現れるマンションとその裏にショッピングモールがあります。周りは他の3枚の写真のように何もないところです。左下の写真はマンションを遠めに見たところです。こんな風に突然最先端の複合商業住宅地区が現れます。

 

地図の左側、南北に走るメインルートです。こちらも数年前から急速な開発が進み、街道沿いに高層アパートやショッピングモールが現れてきました。

上2枚は最近できたばかりの高層アパート、中産階級以上しかすむことができません。ただ、周りの路地というか道は未舗装のため、雨期の今は泥だらけ、水たまりだらけで歩くのも一苦労です。急速なデベロッパーの開発に行政の区画整理、道路改良事業が追い付いていない感じです

 

最後に主要幹線沿いにあるショッピングモールの3階からとった写真、なにもないと頃に急に建物がっているという感じですね。

まだこの辺はきれいなほうですが、ちなみにショッピングモールも過当競争なのか、中はシャッターストリート状態です。2階にマッサージ店がありますが、実際は風俗店だったりします。

 

簡単な地図とこの程度の枚数の写真では、お伝えできる情報も限られていますが、インドではこのようにいわゆる古い田舎の町から急速に高層住宅や商業施設が雨後のタケノコのように作られている。だけども、それに、交通や各種インフラ、もっと言えば周りの道路の舗装も追い付いていないという実態があります。

 

日本が戦後、東京・大阪を中心に大都市とその周辺が急速に発達してきました。その過程では、交通機関のパンク(渋滞、満員電車)、インフラの整備遅延(下水処理の遅れで川の汚染、大気汚染)などいろいろな問題が起きて、それを乗り越えてきました。

 

豊富なノウハウのある我が国こそ、何か貢献できることがあるようにも思えます。あるいは、インドの若い世代が日本に学びに来るのをサポートするのもいいかと、素人ながら思います。