花火大会が終わると
土手から帰る人の波が
１つしかない信号に押し寄せる
信号待ちで何重にも人が重なり
押し寄せられ過ぎて
かみなりおこし
くらい密集している
そんなかみなりおこしな人混みの中
信号待ちをしていると
浴衣を着た女の子に友達が声をかけられた
女の子は慣れ慣れしく友達の肩を叩いて知らない男の子名前を呼ぶ
動揺する友達
『知り合い？』
『知らない』
そして女の子は気付く
『あっすみません』
信号待ちで動かない人混みの中
起こってしまった最悪な勘違い
人違いだった
気まずい空気が流れる
思わず
友達
『似てるんですか？』
女の子
『今も似てますね』
友達
『いや、違う人なんで』
女の子は2人組で
ハキハキしている女の子
と
ほとんど喋らず少し距離を置いて笑っている女の子
というイメージだった
信号待ちで話しているうちに会話が弾み仲良くなり
友達とハキハキ女の子は携帯電話の番号交換をすることに
しばらくして
信号を渡り土手を降りると
人波も緩和され
携帯の電波も繋がるようになった
連絡が取れなかったグループの1人と連絡が取れ合流することに
合流するため
あらぽんと友達はその場をあとにする
女の子
『じゃーね』
友達
『今度カラオケでも行こうよ』
女の子
『いいよーまたねー』
とバイバイして
女の子達は屋台が並ぶ明るい方へと歩き出し
あらぽん達は皆んなが待っている公園へと歩き出しました
この
女の子2人の
距離を置いていた女の子
それこそが
よめぽんでした
よめぽんとの出会いは
『花火大会での人間違い』という
青春映画みたいな出会い方でした
花火大会当日、よめぽんのプリクラ
よめぽんは右側
※よめぽんには無断で載せてます
2005年のあらぽんのプリクラ
つづく