こんにちは。安齋商店 総務担当 嫁です。
現在、店舗の裏を工事しているのですが、何をしているのかお知らせする前に、安齋商店のこの10年を紹介させてください。
安齋商店は創業1919年、それから約100年の間、増改築を重ねて敷地一杯に物置、倉庫がありました。
1956年(昭和31年)に鉄筋3階建ての店舗兼事務所(住居部分含む)が竣工し、2018年創業100年目の年に次の100年を走るため、63年お世話になった建物をリニューアルすることを決めました。私が草津にきて10年が経とうとしていたころです。
時系列が前後しますが、私が草津に来た2009年、その頃にはまだ安齋商店には専用のパソコンも複合機もなく、社長(当時専務)個人のノートパソコンが1台と家庭用のファックス機と電話がフル稼働し、伝票も帳簿も何もかも手書きでした。
本当にタイムスリップしたかのような、今から思うと懐かしい記憶ですが・・・。
そこから10年、先代や現社長の理解、協力を無理やり得て、パソコン、販売管理ソフトの導入、複合機購入、POSレジ導入、免税店登録、キャッシュレス決済導入、ホームページ、オンラインショップ、SNS運用などゆっくりめの駆け足で時代を追いかけてきました。
ソフト面では少しだけ充実してきましたが、建物の老朽化は止めることができません。
いよいよ店舗に手を付けることになり、住宅部分を残し、店舗兼事務所部分のリノベーション計画が2018年に始まりました。通常業務に加えて打ち合わせ、片付け(これが本当に大変でした)、仮事務所の準備、移転、商品の移動、住居の引っ越し・・・多くの方々のご協力を得て、なんとか2019年6月に着工しました。
当初、工事期間は6か月ほどの予定でした。でも、解体を始めてみると、建物の老朽化は想像以上に酷く、リノベーション、改築では危なくて作業が進められない、という診断を受けてしまったのです。
時間も予算もどれだけ増えていくのか想像もつきませんでしたが、もうやるしかありませんでした。
そして、2019年の年末、コロナの始まりです。
半ば諦めのような、前を向いていたような、ずっと気持ちが張っていました。
コロナパンデミックで世界中が大騒ぎの中、工事を進めていただき、2021年7月、着工から2年後にリニューアルオープンしました。
業務用販売は仮事務所で営業していましたが、子どもたちとボール遊びしながら鳴らない電話番をしていたのもこの工事期間中のことでした。
リニューアルオープンした後もまだコロナ禍は続いていました。
緊急事態宣言が繰り返し発令され、合間にGOTOトラベル事業、飲食店の休業支援・・
酒屋は休業対象ではなかったので、感染予防をしながら営業し続けるしかありませんでした。まさにジェットコースターのような期間でした。
業務用販売はパッタリでしたが、リニューアルした店舗は、お店がどこも閉まっていて行き場を無くした観光のお客様がお立ち寄りくださったお陰で、トライ→エラー→ビルドを繰り返し、少しずつ店舗をつくっていくことができました。
その後も紆余曲折あり順調であったことはありませんが、店舗がリニューアルオープンしてお陰様で4年目に突入しました。
そして、リニューアルオープン後も企画、準備をコツコツしてきた店舗裏の小さな再開発。
まだ道半ばではありますが、次のメルマガでご紹介させてください。
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今後の試飲会の予定です。
浅間酒造さんも土田酒造さんも新しいお酒がでてくる予定です。
お楽しみに!
2024年9月14日(土)、15日(日):浅間酒造(群馬県長野原町)
2024年9月21日(土)、22日(日)、23日(月):土田酒造(群馬県川場村)
開催時間:午前10時~午後6時