「イクサガミ」 | ちび子

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本好き猫 ちび子

先日京極夏彦著の「地獄の楽しみ方」を読んだ。その本に挟まっていたぺラに、「「地獄の楽しみ方」をお読みのあなたに、ぜひ読んでいただきたい作品があります!」との売り文句が書いてあった。「おやおや、京極先生が推薦するなら読みましょうか」と、いそいそと本屋に走った母ちゃん、今村翔吾著の「イクサガミ 天」を買ってきた。

       

舞台は明治11年の京都から始まる。廃刀令が発布されても、刀を差している者を見掛ける時代。題名の「イクサガミ」からしてもきな臭い話なのだろうな、と思った通り、サバイバルゲームをしながら京都から東京まで突き進むと云うスケールのでかい話だった。鬼滅の刃的な切って切って切るサバイバルである。鬼滅は昼間は鬼が出て来ないから気が抜けるが、これは人間の話なので昼も夜もない。読み進める毎にこっちが疲れて来る。誰も彼もが信じられない。ああ疲れる!

3巻で完結するらしい。と云う事はあと2回気を張って読まなきゃならんのか。次巻はいつ頃発行されるのだろうか。