映画「九十歳。何がめでたい」素人的な感想など(ネタバレ) | <祈りの趣味を楽しみましょうブログ>

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本日は6月21日公開の映画

「九十歳。何がめでたい」

を観に行った感想等を

おはなししたいと思います。


未視聴の方は、

ネタバレ注意でお願いしたいです。
















・そもそも「なぜこの映画を観に行ったのか

と申しますと、

イオンシネマで使える

ACチケット」を貰いまして、

その期限が6月30日だったんですね。

4月に行ったコナンの映画で

使えば良かったのですが、

普通に忘れていまして汗。

期限間近で使わないともったいない、

でもコナンは朝イチと夜遅くだったので

今回は観に行けないな。

と公開リストを観ていたらふと

草笛光子さんのお姿が目に入りまして……。

言わずと知れた名優のお方ですが、

2021年にやっていたテレビドラマ

その女、ジルバ」を観ていて、

特にそのお声が印象に残っていて……。

あらすじを観るとなんだか面白そう……、

とこの映画を観ることにしました。


結果的には面白かったです。

ただ、残念ながら私には

文才と語彙力がないです苦笑。

簡単に感想的なのをポストしたのですが、

それが原作の公式X

リツイートされてしまい、

なんていうか不本意だったので

ブログに詳細な想いを綴るろうと

今に至ります笑。








・九十歳。何がめでたい とは。


2016年8月発売である

作家佐藤愛子先生のエッセイ

九十歳。何がめでたい」と

2021年8月発売

同じくエッセイである

九十八。戦いやまず日は暮れず

が原作の映画作品です。

佐藤愛子先生は

2023年11月5日100歳を迎えられて

います。

そしてこの映画の主演である

草笛光子さんは同じく

昨年10月90歳迎えられたとのことです。

冒頭で触れられていましたが、

草笛光子生誕90周年記念作品

という側面もあるようです。




・キャラクター紹介


佐藤愛子 草笛光子

主人公その1

数々の賞を受賞した文学作家。

90歳で断筆宣言し、

鬱々とした日々を過ごしていましたが、

編集者吉川と出会いが運命を変えます。


一言で言いますと文句の多いおばあちゃん

言いますか面倒なおばあちゃん

言いますか笑。

佐藤愛子先生ご本人が

歯に着せぬ物言いが特徴の

お方……なんですかね?

でもそのキャラクター性と

お声が草笛さんと非常にマッチしてると

言いますか……。良かったですね。



吉川真也 唐沢寿明


大手出版社に勤める編集者。

パワハラセクハラで部下に訴えられ、

家庭では奥さんや娘に愛想を尽かされるなど

典型的な昭和気質なダメ親父

この作品は佐藤愛子先生のお話ですが、

ある意味彼が裏の主人公と言いますか。

物語というのは登場人物の

成長というか前に進むような

作品が多いですが、

吉川も佐藤先生と出会い

前に進みます。


杉山桃子 藤間爽子


佐藤愛子先生の孫。

親しい人に贈ったと言われる年賀状の

コスプレ写真を佐藤先生と一緒に

撮るなど、関係は良好。

流石に思春期時代は恥ずかしかった模様。


杉山響子 真矢ミキ


佐藤愛子先生の娘、桃子の母親。

桃子同様佐藤先生との関係は良好

後から出てきます、吉川家族が

完全に崩壊してしまっているのとは

対照的と感じました。


吉川美優 中島瑠菜


吉川の娘。

吉川と直接会うシーンがあるのですが、

その時のセリフや

ダンスシーン(後半のクライマックス)が

特徴でしたね。


吉川麻里子 木村多江


吉川の奥さん、美優の母親。

ダメ親父吉川に愛想を尽かし、

娘ともども家を出る。

最終的には離婚します。

美優のダンスの発表会の後、

吉川と話すシーンのよそよそしさが

もう元には戻れないと感じ、

少し寂しいシーンでしたね。


ここまでがメインの人物です。


水野秀一郎 片岡千之助


吉川の後輩。

佐藤愛子先生のエッセイ連載を企画し、

最初に先生に突撃した人。

のちに転職し、

エッセイで成功した吉川の

栄光に水を指します笑。


倉田拓也 宮野真守


吉川の後輩で、

謹慎処分となった吉川の世話を

押しつけられる。

あ……マモだ……笑。


以下の人物は

割とちょい役的な感じですが、

演者がかなり豪華でした。

テレビの修理業者 オダギリジョー

海藤よしこ 清水ミチコ

美容師 LiLiCo

総合病院の窓口女性 石田ひかり

タクシー運転手 三谷幸喜


それぞれ個性的なキャラクターでした。




・そして感想へ


冒頭シーンでは、

断筆宣言し悶々とした朝を過ごす

佐藤先生の様子が映し出されます。

なんというか、

草笛さんの暮らしを観てる

ドキュメンタリーのような

印象でした。

昭和気質な吉川が人事部の尋問を受けている

シーンが最初の面白シーンでしたか。

水野が佐藤先生のエッセイ連載を企画し、

最初に先生の元に訪れるのですが、

断られます。

一度は折れかける企画を

吉川が引き継ぎ、先生の元を

訪れます。

そこからは

先生と吉川の攻防戦となるのですが、

毎回吉川が持ってきた手土産の

お菓子断りつつちゃっかり貰う

先生がお茶目でしたね。

吉川の演技もあって、先生が折れます。

企画が動き出すのですが、

机に向かっても何も書けない。

先生に吉川は、

日々の生活で思うことを書けばいい」と

助言します。

先生は、日々の生活で感じた

怒りや憤りを文章にし

そのエッセイが大ヒットします。

仕事では順風満帆と

思われていた吉川ですが、

WEBの編集者に転職した

水野が先生の元を訪れて先生に

執筆を依頼。

それがきっかけで吉川と先生が喧嘩したり、

高齢の先生がたびたび倒れたり、

吉川の家庭問題が悪化したりと

さまざまな苦難が2人を襲います。

ちなみにここまで1番印象的だったのが

佐藤愛子先生が記者たちの取材を

受けるのですが、

先生の発言に記者がいちいち爆笑するんですね。

ちょっとくどいというか、

それが逆に面白かったですね。

最終的に

吉川は奥さんと正式に離婚

佐藤先生はエッセイで賞を受賞

というオチとなります。

細かいところで笑いの要素を入れつつ、

吉川の話は基本的に暗いというか。




ちなみに

この作品の監督は

前田哲監督です。

草笛さんと共演経験があり、

プライベートでも親交がある方だそうで。


主題歌は

木村カエラ

「チーズ」です。

すごく作品に寄り添った歌詞だったのが

印象的でした。

エンドロールは佐藤愛子先生の

幼少期から現在までの

人生を振り返る写真……かな?

最初は草笛さんの人生かと

観ていましたが、

例の年賀状の写真から

あれ? これ佐藤先生の方か!

と。










なんていうか、

感想になっているかどうか

わかりませんが、

こんな感じの映画です。

気になった方は是非劇場へ

普段実写映画はあまり観ない方ですが、

そんな僕でも寝ずに笑

(淡々な作品は寝ちゃう)

楽しめましたので。






以下を参考に書きました。


・映画公式サイト


・劇場パンフレット



・原作公式サイト








おまけ

「貯まった貯金の使い道は?」

貯金……しないと笑


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