イラスト「今までのって・・・」(リメイク版) ルアリビナ | <祈りの趣味を楽しみましょうブログ>

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ある人に憧れて始めたブログ。
自分の趣味をもっと楽しむために書いています。
ミニカーの紹介、自作イラストの作成を中心に、書きたいことを書くブログです。

僕のこの
ブログは2013年7月9日から
初めて
もう少しで
ちょうど3周年になります。
最近はミニカーネタが
多いですが
最初は
自分が考えた物語(みたいなもの)
投稿するブログでした。
3年経ち4年目に突入するにあたり
ふと
初心に帰ってみようと
思いました。



そこで
昔投稿した記事を
リメイクすることに
しました。




最初の記事では
2014年4月18日に
投稿した
『今までのって・・・』
という記事をリメイクします。


このシリーズでは
元々の設定として
私祈りと
ルアリビナ王国という架空の
国の人たちの会話や
ふれあいを描いたものです。
設定を色々変更して
リメイクします。
なお、
過去の記事は
一時的に公開します。



















僕は歩いている・・・








ここは
アジアのどこかにある
ルアリビナ王国っていう国だ。


最近いろいろ
たいへんだった。
息抜きになるかなーって
ふらっと空港に行って
飛行機にのり
何十時間も座り続けて
ようやく
着いたのだ。


ここに
縁があるわけではない。
ただ本当にどこでも
よかった・・・

どこでもよかったんだ・・・












「君見慣れない顔だね。
外国人?観光か何か?」
後ろから声をかけられた。
声のする方を向くと
そこに1人の少女がいた。



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うーん。
まぁ、そうかな・・・
「なんか
1人、大変そう・・・
案内してあげよっか?」
えっ・・・
でもお金・・・
「いいのいいの、
私はパトア。
よろしくね。」
こ、こちらこそ・・・
「ようこそ、ルアリビナへ。」





僕は知り合ったばかりの
パトアという少女に
案内してもらうことになった。



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「あ、お姉ちゃん。
その人は?」
パトア「旅行の人。
困ってたみたいだから
案内してあげるの。」


彼女はパトアの妹のウィドア。
パトア「最初はどこがいいかな?
旅行だからね・・・うーん・・・
あ★よし。
私たちの家に行こう。」

僕らは
彼女たちの家に行った。


彼女たちの家は
道を逸れて
林の中にポツンと建っていた。
いかにも暑い国って感じの
高床式住居だ。

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「どう?
日本にはないでしょ?」
う、うん。そりゃ・・・まぁ・・・
彼女たちの母親かな?
しかも
双子の赤ちゃん抱いてる・・・



パトア「この家はね。
お父さんが2年かけて
自分の力で・・・」


永遠と、いや
長々とって感じ?
(すごく失礼かもしれないね)
初めての場所で緊張していたが
彼女の説明で少し
楽になった気がする・・・



パトア「じゃあ、
次は・・・あ★よしっ。
街に行ってみようか。」








林の中の家を出て、
再び道路に出た。
この国の道はどこも
舗装されていない。





数分歩き
僕らは市場に
着いた。


パトア「ここは
カルタ市場って言って
この国最大級の市場なの。
いろんなものが手に入るのよ。」

へぇー。



たくさんの人がいた。
テレビの旅行番組でみる
アジアやアフリカの市場そのものって
感じ。



「パートアっ♫」
パトア「ああ、
ブォンジョルノ。
ヨウキァちゃん。
あ、こちらは旅行の方。
こっちは友達のヨウキァちゃん。」
ヨウキァ「ブォンジョルノ!」






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ヨウキァ「ねぇ、
今うちの師匠が
陶芸の個展を
しているの。見にこない?」
パトア「うん。行く行く!
君もどう?」
陶芸?
パトア「ヨウキァちゃんは
小さい時から
陶芸のマエストロ、
ゼンザブロウ先生の
弟子なの。」
ゼンザブロウ?
日本人?
ヨウキァ「先生は
出身はルアリビナだけど
お父様が日本人だそうよ。」
なるほど・・・





交差点に着いた。
砂埃をあげながら
車が行き交う。



「パトア!」
「パトア!」
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パトア「ブォンジョルノ♫
コーアくんにテーアちゃん。」
コーア「肉サンド食べたい!」
テーア「肉サンド、肉サンド。」
パトア「そうだね。お腹すいたし。」
肉サンド・・・?



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「ありがとうございました~。
また来てね。」



肉サンド、
っていうかハンバーガーだ。
とても
素朴な味だった。
それにしても
みんな美味しそうに食べるなぁ~。



コーア「おいしかった。」
テーア「おいしかった、エヘヘ。」
コーア「じゃあ
僕たち行くね!ごちそうさま~」
テーア「行くね!ごちそうさま~。
チャオ!」
パトア「チャオ!」




さっきから気になっているんだけど、
ここってイタリア語だよね?
パトア「うん。
むかーしイタリアの植民地だった
ことがあるんだって。」
なるほど。うん。

パトア「あっ。
何してるの?」
ん?

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パトア「私の妹の
リユアとチュピア。」
リユア「だあれ?」
パトア「旅行の人。
それよか、何してるの?」
ピチュア「これから帰るの。
おねーちゃんは?」
ヨウキァ「ゼンザブロウ先生の
個展に行くんだ。」
パトア「2人も行く?」
ピチュア「んー。
いい。」
リユア「私も行かない。」
ヨウキァ「あ、そう。」







ゼンザブロウっていう
陶芸家の
個展の会場に着いた。
大人が多いような印象だ。



ゼンザブロウ「ヨウキァ、
どこに行ってたんだ?」
ヨウキァ「ごめんなさい先生。
友達を連れて来ました。」
ゼンザブロウ「おお、
パトアくんか。それと
こっちは日本人かな?」
よくわかりましたね。



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ゼンザブロウ「グシシ。
それはワシの父が日本人で
昔日本に住んでたからだよ。
グシシ。」





個展を見た後、
行くあてがなかった
僕はパトアの
家にホームステイすることになった。
最初に案内された
あの
高床式住居だ。

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「まあ
自分の家だと思ってゆっくりして
いきなさい。」
彼女たちの父親。
ヘビースモーカーらしく
タバコ臭い。
っていうか
子どもがいるとこで
そんなに吸って大丈夫かよ。


ウィドア「そういえば
お兄さん、名前何?」
名前・・・
僕の名前は・・・