拝啓 チョコレートの角がとれそうな暖かさを感じる季節


1週間と1日ぶりだろうか?貴君はこの1週間と少しをどのように過ごしていただろうか。私は変わらず自身への研鑽を怠らず、鍛錬に鍛錬を重ねている日々だ。私は紳士だからな。



戯言はここまでにして、本題に入るとしよう。いつもの木の葉も靡かないピーチクパーチク喧しい前口上だと思ってくれ給え。



唐突だが、私は音楽が好きである。
こういった宣言をすると謎の勢力だか、一家言おじさんおばさんだかは知らないが難癖をつけられがちだと思われる。そんな程度しか知らないのかとか、そういった聴き方しかしないのかこの素人が!、とか、そもそも楽器も出来ないのに音楽好きを宣言するな、など。(一応、ドラムだけは出来る。だがそこにも別の難癖が存在し、楽器の上手さに宣言の可否が置かれるらしい。まあ仔細は分からないが、私の技量では音楽好きのレベルには届かないという事になるだろう。知らんが)そうなってくると何も言わずに誰とも交わらず、一人静かにニヤニヤと自身の趣向の高みを目指すのが1番の平和であり、私ひいては人類皆の恒久的安定が保たれるのではないだろうか。そこで私は紳士的でどんな反撥も不可能な結論を出した自身に浸り、筆を置こうとした。しかし、よくよく考えてみるとそれはその宣言が多くの人の目に入るものであった場合で、こんな誰も見てもいない誰に宛てているのかも定かでない気色の悪さが滲みに滲んだ発信地で私の宣言など誰にも届かないのだから杞憂の杞憂と言っていいだろう。杞憂が過ぎて大気圏を突破する。そしてこの場への帰還すら許されない結末。それが私の宣言だ。だから大いに高らかに咆哮する、私は音楽が好きである、と。




知らねーよ、という話かもしれないが私は音楽を聴く時の初手で一番注視するのはメロディーの良さである。作曲を今生一度もした事の無い私が、だ。CDショップでの視聴や、今や利便性を極めたYouTubeやspotify、どこでどの媒体で聴こうとも私の音楽への判断材料の1つの大きな決め手はメロディーである。歌詞の良さ、楽器の良さ、音質(これは全く判断出来ない。この事も私の脆弱さを助長させるがもう終わった話なので無視を決め込む)など、、は副産物的要素である。
では、ここで言うメロディーの良さとは何なのか。これは人によって様々な意見があるだろうが私の答えは一つである。聴いた時に私が気持ちよくなっているかどうか、である。
、、、、答えになっていない、などと言う愚考に満ちた意見には耳を傾けない。決して上手く説明出来ない為の言い訳では無く、後ろ向きな予防線を張っているのでも無い。


感覚なのだ。私がメロディーの良さ、という言葉を敢えて言語化した場合 自分が気持ちが良いどうか、と表現するのが精一杯な空虚な脳味噌から導き出した言葉なのだ。勘弁してくれ。下さい。
とは言え、私の意見を邪険にせず、傾聴とまでは言わないので少々耳を寄せて欲しい。

感覚の話を言葉に、文章に変換するのは難しいとは感じないか??感じない吾人がいらっしゃるのなら今すぐ私はその方に弟子入りしたい。
食べ物に置き換えてみてくれ給え。何でも良いが貴君が例えばカレーが好きだ、とする。それを誰もが納得するように言葉を駆使し説明してくれ、とされたら苦虫を噛み潰したような気分にならないか。まあ言い過ぎかもしれないが少なくとも困惑すると思う。様々な要素を羅列していって好きの根拠と置く事は可能だろうが、どうも嘘を付いている訳ではないが、奥歯が詰まったような気分になるに違いない。つまりはどうも核心を付いていないような気がするのだ。(あまり好きな言葉ではないが他に適切な言葉が見つからないのでここではこの言葉を使う。)
自身の胸中にはカレーが好きだ、という確かな気持ちが存在しているのにいざ口に出そうとするとどうも要領を得ず、様々な事を羅列するか、自己陶酔に浸ったような抽象的な事しか言えなくなる。
私は個人的に好きなものに対し、様々な要素を羅列するのはどうも自分の中の好きに無理に装飾を施しているかの様に感じてしまうので、自己陶酔止む無しの選択を取り「気持ちが良いか」という結論に至ったのである。これが私の音楽を聴く時の判断材料である。




、、音楽が好きであるという宣言から、音楽の話をするのかと思いきや全く関係の無い私のただの表現に対するスタンスを説明しただけの駄文になってしまった。寄り道は好きで、多頻度で行なってしまうが今回はあまりにも酷い。母さんがご飯抜きを決行するぐらいの出来事だ。こんな有様だからただの言い訳野郎に成り下がってしまうのだ、、。

読者などいないだろうが陳謝致します。次回はちゃんと音楽の話します。こんなに引っ張るような事ではないのだが、、、。
本当はbaseballbearの話をしたかったのだがなぁ、、、、。




あ、最後に。23日か24日かは忘れてしまったが17人の方がアクセスして下さった。最初見た時は夢幻もしくは私の視力の異常を疑ったが、どうやら現実らしい。こんな宇宙の果てで暮らす魔女の住処のようなダストブログに足を踏んで頂けただけで感謝感激でございます。恐らく、最後まで読まれているような稀少中の稀少な方はいらっしゃらないでしょうが、、。
とかく人に感謝して生きたいと思います。
改めて一瞬でもここへアクセスして下さった計17名の方々に幸あらん事を。



敬具  稀少な天使様



言い訳大使