拝啓 風の冷たさもなりを潜め、外出がしやすくなった季節。


今日、西新井大師に行ってきた。近所で名前だけは知っていたのだが今までは足が向かなかった。出かける予定があり、時間が余ってたので気まぐれで参拝してみた。

滅多に行かない物珍しさが新鮮味を後押しさせてくれるのか、静謐だが有意義な時間を過ごせた。それに1人で行ってみたので隅々まで見てみたら様々な神の祀りものがそれぞれの異世界の様で心地良かった。私が消えたように思えるのは楽なものだ。
少し弱気だろうか。そんな心に叱咤してもらえるよう弁財天という女神に尻尾を振ってきた。女性にとことん縁のない籠城者だが、気まぐれで何か振りかけてくれるなら幸いだ。


こんな日は侘しい曲が相応しい。
サーカスナイトという歌の詞に
今夜だけ生き延びたい、
そんな歌詞がある 生き延びたいと思える夜は来るだろうか夜明けはいらないので
貴君はそんな夜を過ごした事があるだろうか
あるとしたなら羨ましい そしてその記憶を大切にしている事を願う 


敬虔な貴方  敬具


無心論者