インタビュー
ファンタジー・オン・アイス3年ぶりですけど、どんな想いを込めて演技されてますか?
うーん、 表現したい事とか、 こだわり抜いている事とか、 そういったものが、言葉みたいな形で伝わらなくてもいいんで、演技の中の 「あ、こういうシーンあったな」 とか 「ここ好きだったな」って思ってもらえるような演技を作りたいなって常に思ってますね
今まで120%だったのが、 更に何か150%くらいの力を振り絞りながらやらせて頂いてるなって感じでいます
2月に行われた北京オリンピックでは3連覇への覚悟を4回転アクセルに宿すも、転倒となり4位。 あれから4ヶ月の月日が流れ、今、思うこととは
皆さんの見る目が変わってよかったなって正直思っています、 今は
といいますと?
ソチオリンピックと平昌オリンピックと2連覇をしてて、 何か凄い完璧な人間みたいなイメージが強くあったのかなって。 平昌オリンピックの、あのSEIMEIの、イメージとかが強い、 のであれば、北京オリンピックの羽生結弦は全然違う人物だったんだろうなっていう気がしてます。
羽生結弦でもこういう事あるんだとか、 夢に向かってめちゃくちゃ、 努力、 して来た、その痕跡が、見える中で、 結局、 夢叶えられなかったっていう、なんか、そういう泥臭さをみたいなものを感じていただいたからこそ、応援してくれるっていう人もいるんですよね、今。
何かそれは僕は嬉しかったなって思ってます。
その点に置いて、僕はやっぱり北京オリンピック出てよかったなって思いますし、 やっぱ幸せになれたなって思っています
北京で痛めた右脚の状態はまだ万全ではない中、 羽生選手は先月末に行われた幕張公演で、 譲れない夢への想いを演技に込めました
4回転半、っていうジャンプに向けて、 絶対に、 その夢を、手に入れるんだっていう、なんか自分の決意表明じゃないですけど
もう一度夢を掴みに行く。そんな決意を込め、 羽生選手は幕張公演でアクセルジャンプだけを組み込んだ演技を披露しました
揺れ動いてるように見えてるんですけど、芯の中にはちゃんと4Aに向けての強い信念があって、 その軸は絶対にブレない、みたいなものを表現しようと思ってたんですけど
記者会見を開いて頂いた時に、僕の4回転半はこれで満足です、 みたいな事をちょっと言ってたんですけど。 ダンスを独学で学んだりとか色んな事して、 その視点が変わっていく中で、 まだ4回転半色々工夫出来るなっていうのは、ちょっと思ってるんですよね
で、やっぱり北京オリンピックで、 注射打ちながらだったからこそ、 その火事場の馬鹿力みたいなものが、 恐怖感のない、アクセルが跳べたっていう状況の中で学べた事がかなりあるんですね。その学べた事をやっぱりもっと使っていきたいなって思いますし、 やっぱり4回転半に向けては日々、挑戦していきたいなっていう気持ちは強くあります。
絶対降りたいなって思ってますね。 もちろん人の、 あの、皆さんが見てる前で降りたいなっていう気持ちが強くあります。
羽生選手が追い求める究極のスケートとはなんですか?
何か、やっぱり、芸術性は大事だと思うんですよ。 やっぱり僕は音楽に乗せて滑る事がとても好きですし。 僕は僕にしか出来ないステップだったり、 スピンだったりをやっぱり追い求めて行きますし、 ジャンプという点に関しても、 もっともっと練習して、 あ、 羽生結弦、 今の羽生結弦が1番上手いなって。 技術的にも今が1番上手いなって、 思って貰えるように常に努力し続けたいなって思います
僕はアスリートなので。 やっぱりフィギュアスケートは芸術性も大事かもしれないですけど、間違いなくスポーツ、ではあるので、そのスポーツ、である緊張感とかも、なんかアイスショーでも羽生結弦のフィギュアスケートから、常に感じていただきたいなって思います
インタビューには、ファンタジーオンアイスのパンフレットにある内容と重なる部分もあるけど、やっぱり、本人の言葉で聞くことができるとこんなにも心にすとんと届いて、私の中の北京五輪に区切りがついた気がしました。
またまだ足の回復の途中。
どうかどうか、順調に回復しますように
そして、幸せな梅雨を結弦くんが満喫できますように
みんなの「羽生結弦のスケートを見たい」あふれる気持ちが届いて、結弦くんが幸せに包まれますように
長々と失礼しました。
皆様にも結弦くんにも幸せのシャワーが降り注ぎますように
ここまで読んでくださり
ありがとうございました
いてもたってもいられず、これからライブビューイング行ってきます!