覚書:母…認知症っぽい ~その9~それなりに | my own pace

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再開しました、というのも見た映画や音楽を忘れたくないから。
あくまでも自分の感想です。

母86歳一人暮らし(2025年時点)

(離婚したので夫はおらず)

 

私50代※ここはボカす(笑)(2025年時点)

スープの冷めない距離に住んでいます

 

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気分転換にドライブ

白鳥がまだたくさんいた

 

昨日帰り際、何か月ぶりだろう

玄関先まで見送りに出てきた

「今日もご苦労さん」の言葉とともに

思わず「えー! 見送りなんていつぶり?」と返してしまった(笑)

 

2週間前はこの先どうなるかと思ったけれど

若い人のスピードとは違ったけど高齢の母なりに回復してきた

2週間前は手すりで家の中伝い歩く

先週は杖を使って家の中を歩く

今週は家の中は杖なしで大丈夫…

 

ケアマネさんと手すりをレンタルしてる会社の人は

「2週間くらいで良くなってくると思いますよ」と口をそろえて

言ってくれてたんだけど、私は「嘘つけ! これが元に戻るわけない」と

心で悪態をついていた

でもほんとに体は回復してきたわ

プロはすごいねえ

手すり会社にいたっては、「こことこの場所の手すりは必要なくなりますよ」と

断言していて、「簡単に言ってくれるな」とどす黒く心でつぶやいていたのだけど

母は今、「こことここは手すりいらない」だと…

やっぱり、頼るべきところに頼って、素直に従うのが一番いいのだと痛感

 

親が認知症になったら会話はどうなるんだろうと思っていたけど

私はあえて普通の会話をするようにしている

私の声の調子や表情で母は何かを感じ取ることがあるんだよね

だから今までどおりに接するのが一番いい

同じこと聞かれても何度も普通に答える

 

このあいだふと「私に何かあったらお母さんどうなるんだろう」と問いかけてみた

すると母の答えは文学的で

「あんた、血圧の薬飲み始めたんだろう? それは生きることを選んだってことだよ」

「だから、大丈夫だ、しなないよ」だって…

想像していない答えだったし、こういうふうに考えることもできるんだとびっくり

 

まだもう少し母と会話は楽しめそうだ