ウェディングドレスのデザイナーさんに、作ったクラウンの感想を聞いてみて
「なるほどー」と思ったこと2つ。
1つは
「ウェディングアクセは基本的に遠目から目立つデザインにする」こと
確かに花嫁さんは遠くから見ることが多くて、近くで見るのは一瞬。
だから、クラウンも面を立体に作ることよりも、透かしを多用して
平面に凝ったデザインが現れるようにした方が目立つ。
言われて見ればなるほどー_φ(・。・)。
どちらも昔の写真でかなりひどいですが、before&afterの例ということでお許しを。
<before>その話を聞く前に作った作品
<after>その後に作った作品(コンテストで入賞したもの)
変わったでしょう?
1つ目の方が豪華に見えるんですけど用途に応じたデザインというのが重要なんですね!
2つ目はクラウンとは関係ないけど、
「これから市場ニーズが高級志向と安物志向と両極端になる」
ということ
マーケティング上、一般的にも言われていたことだけど、
アクセの世界でも、と5年前くらいにおっしゃってたのが現実になってきたなーと最近感心してるところ。
さすがオーダーメードで食べてきただけある!
そして特に逆に安物志向の方は自分でも体感したので納得。
BOX貸しの店舗で店売りをした体験で学んだのが、
これだけビーズアクセが浸透してくると
「よくあるデザインは安値競争になる」
ある日、店長さんがまさに「よくあるデザインだとこの方が大量に安く出してるから、みんなそっちで買っちゃって。」と報告してくれて。
デザインで差別化できる、あるいは他にない付加価値がある。
ということでないとそのうち淘汰されていく。理論上わかっちゃいたけどそれが体感できた、貴重な店舗売り体験でした。