『東京タワー』と『BABY BABY』 | anydaynow

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東京で暮らしていた2010年〜2015年までの記録です。

朝、いつも頭の中で流れているメロディーはいつも口ずさむことができるメロディー。

銀杏BOYZを初めて聴いたのは吉祥寺パルコのHMV。

ジャケットに惹かれて試聴してから、ずっと聴いている。

2005年の1月だから、今から5年前。

銀杏BOYZはフロントマンの峯田和伸に他のメンバーが惚れ込んで出来たバンド。

とても愛のあるバンドで、他のバンドとは愛の濃さが全然違う。

銀杏は最初からずっとよかった。

HMVでイヤホン片手に、身体が熱くなるのを覚えた。

とても攻撃的で、とても艶めかしくて、とても切なくて。

自分はまだ終わっていないと思わせてくれた。


同じ年の6月、一冊の本が世に出た。

『東京タワー』

リリー・フランキーという人の本を全部揃えて読んだ。

そしたらもっとこの人を知りたいと思った。

『東京タワー』を繰り返し繰り返し読んだ。

もっと大事に生きていかないといけないと思った。


最近、BABY BABY BABY BABY と口ずさむと大事なものが見えてくるんです…ほんとに。



<以下抜粋>

深夜、J-WAVEを聴いていた。リリー・フランキーさんと安めぐみさんの生放送番組「TR2」を聴いていた。
信じられなかった。リリーさんがギターを弾きはじめ、安めぐみさんが歌いだした。僕らの曲だった。BABY BABY。すごくよかった。嬉しくて嬉しくて泣いてしまった。ぜんぶ許されたような気がした。(峯田和伸『恋と退屈』より)