『方舟』という小説が2022年に発行されミステリー小説業界で話題をかっさらっていました。

読みたいなあと思いながら2千円を超える新書に手を出すことが憚られ、1~2年くらいたっていました。


 

 

昨日ショッピングモールへ行った際に本屋に寄りました。そこでふと目を下にやると『方舟』が文庫化されていました。裏にはこんな紹介文。

 

 

「柊一は友人らとともに山奥の地下建築で夜を越すことに。だが、地震によって出入口はふさがれ地下水が流入し始める。そして、その矢先に怒った殺人。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄にはその犯人がなるべきだ。

犯人以外の全員がそう思った。本格ミステリー界に新風を吹き込んだ雄編」

 

 

 

話題作であることは知っていたもののいつか読むだろうと情報を遮断していました。

 

 

クローズドサークル物(吹雪の山荘、嵐の孤島などで外界の人が入り込めない状況のミステリー)が大好きな私は「買いだ!」と1秒で決めて買ってきました。

 

 

・現代においてクローズドサークルの状況は作りえない(吹雪の山荘で閉じ込められてスマホも通じないなんてことは今の時代にない)のでその状況をどう作るのか?

 

 

・探偵役が最後に全員を広間に集めて推理結果を披露するのがお決まりだが今作もそういったことがあるのかそれとも違うアプローチか?

 

 

・誰か一人を犠牲にすれば脱出できるとはどういう状況なのか?

 

 

 

期待を持って手に取りました。

 

 

・・・速攻で読み終わりました。

 

 

 

すごかった・・・

 

 

この衝撃はなかなか味わえないのではないだろうか

(。-`ω´-)