みかんとひよどり

 

料理人の潮田は山に猟に来たはいいが、遭難してしまいまたまた現れた猟師の男・大高に助けてもらい、成り行きで分けてもらった猪肉が美味しく、その後も縁があり、大高が狩った肉を仕入れてレストランで出すことに猟をして、その肉をさばいて食べる。直接それを行うことで命の重みを知る結構深いテーマのお話だな。大高は人生を複雑にしたくない、と狩猟をして暮らしてるけどわりとしがらみは多そうなんだなぁ

 

できたてごはんを君に。

 

前に出てきた人たちも登場するので、ああ、こういうお話読んだなー!って少しずつ記憶が蘇ってきた!とんかつの名店『梅屋』の一風変わったかつ丼が出来るまでのルーツの心温まるお話。ロコモコのキッチンカーをやっていた璃空はお店をやらないか?という話があり、新メニューのカレーを作ることになり、スパイス沼にハマってしまい璃空の奥さんは二歳児の育児を一手に担い、二人目の妊娠もしてるのでかなり大変なワンオペ状態になってしまってて、これは読者から璃空は怒られそうなんじゃとか思ったり。失われてしまったラーメンの味をなんとか再現するため、そのラーメンのいちファンの女性が奮闘するお話、そして小麦等のアレルギーでパンが食べられない女の子の為に自称天才のパン職人がアレルギーのある人でも食べられる米粉パンを作ることにし、周りのお店を巻き込んでいく美味しいご飯を提供しようとしてくれてるあったかくて優しい気持ちがあふれてるなあ