コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

 

自分自身もコミュ障なのでコミュ障あるあるにわかるわかるぅと、とても共感した。周りのみんなは自己紹介をさらりと冗談混じりにして、すぐにグループ出来て取り残されてポツンとしてしまったり、やたらと周りの目が気になってしまったり、カラオケが苦手だったりね。自ら聞き込みをしたりするのは苦手だと探偵としては致命的な気もするけどスマホで連絡先をゲットしてうまいこと情報収集したり、友人に助けてもらったりして切り抜けてたね。その友人の里中くんがとてもいいやつで好きになってしまうんだな「地味すぎる」ってタイトルついてたけど最終的にわりと重大な事件発生してたような。あとがきは本編の話にはほぼ触れない自由なスタイルだなぁw

 

草原のコック・オー・ヴァン

 

風のベーコンサンドの続きのお話。東京からカフェをやるために百合が原高原に来た奈穂さんの二年目からのお話。カツカツ気味の経営ながらも少し安定してきて、結婚式の二次会パーティーやおせち販売など新たなことにチャレンジしたり、葡萄酒つくりを志してやってきた森野という青年も登場してまた新たな風が。エネルギッシュな南さんやベーコンサンドの田中さんとか前作でも出てきていた人が出てるとなんか嬉しいのよね。