ブルー、もしくはブルー

天候トラブルにより降り立つはずではなかった九州の地に降り立つ佐々木蒼子。そこで、かつて別れた恋人の河見の姿を見つけて後を追ってみると、彼の傍には自分とそっくりの名前も同じ女性が妻として存在していて…そして佐々木蒼子は河見蒼子に一ヶ月だけ入れ替わって生活をしてみないかと持ち掛ける。パラレルワールドに分かれた二人が交わったみたいな感じかね。本体のはずがドッペルゲンガーと入れ替わったり、ドキドキしながら一気読みしてしまった。

文豪カレーの謎解きレシピ

選択を間違えがちな店長とカレー大好きで文学に取り憑かれたベストセラー作家の葉山先生が謎を解いたり、文豪カレーを開発してみたり…伏線と繋がりがいっぱいあって複雑に絡み合ってるお話。文豪になぞらえたカレーとかも美味しそうで良い。ごろごろ具材として柿の入ったカレーって珍しい!

んで、なにか夏目漱石の作品も読んでみたいなと思って坊ちゃんを今更ながら読んでみた。江戸っ子で竹を割ったような真っ直ぐな性格の主人公が愛媛の学校に先生として赴任してからの一悶着。曲がったことは許せない性格だと現代だったらより一層行きづらいだろうなぁ〜、と。赤シャツみたいなタイプの人の方が上手く世の中を渡っていきそう。そして坊ちゃん読み終わったタイミングくらいで山と食欲と私14巻を読んでたら鮎美ちゃんが松山に行く話が出てきて、泊まったペンションの名前が"マドンナ荘"で坊ちゃんだな?!と思った。