こんにちは。
最近すっかり気温も下がり、グッと秋の風情漂いはじめましたが
こんな日はなぜか、もう辞めてしまったあの派遣さんを思い出すアンバーです。
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ウチの会社には派遣社員さんがほとんどいません。
(婚活してるとたまに出会う)派遣SEさんすらいません。システム管理は自社社員(社内SE)で全て補っています。
事務や実験補助等、人手が足りなければその都度、近隣のパートさんを雇います。
なので慢性的に忙しい部署には、ヌシのような長期パートさんがいらっしゃったりします。(もちろんヌシ的な派遣さんというのも居ません。とにかく派遣さん自体が珍しい存在なのです)
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彼女との出会いはとある昼休みのトイレでした。
12時50分。
その日のランチタイム、おしゃべりに夢中だった私はあと10分でお気に入りのやや離れたトイレへ移動し、歯を磨き、化粧を直さねばなりませんでした。
涼しい季節だというのに、脇の下にうっすら汗をかくほどに高速で歩いていました。
ゴッゴッゴッ・・・![]()
廊下中に我社独特のくぐもった靴音を響かせつつ駆け込んだそのトイレに、彼女がいました。
黒づくめのタイトな洋服。黒の網タイツに黒のピンヒール。お蝶夫人のような豪華な巻き髪も真っ黒。どこのブランドだか知らないが臙脂色したルージュの唇だけがヌラヌラと光り、こちらを見る横目に、妙な凄みがありました。
ところが、再び大きな鏡に向かってゆっくりと口紅をひくその女性の姿に、私は見覚えがありません。
同じフロアの女子社員全てを把握してるわけではありませんが、はじめて見る顔だ、と思いました。
私と同い年位かしら。きっとどこかの部署に新しく入ったパートさんだろう。そう、思いました。
しかし
「お疲れ様です」
歯ブラシを取り出しながら一声かけた私に、彼女は優雅な動きでほんのチョッピリ会釈するだけ
(なんて気取った女だろう。新入りのクセにまともに挨拶もできないなんて。口紅よりもまず挨拶よっ、挨拶
)
(↑偉そうでごめんなさいね~
)
パートさんはともかく、女子社員は網タイツなんて履けません。会社がうるさいのです。
彼女の素っ気無い態度に拍子抜けし、(今までのパートさん達は社員に対してとても丁寧に接してくれていたのです)
この人、自分の着たい服で出社してるな!フーンだお気楽でいいわね・・・!
と羨ましく、更にその優雅な会釈がカンに触ったのでした。単なる僻みです。
彼女との出会いの記憶は、いくら呼び起こしてもあまり楽しいものではありませんでした![]()
(いつになるかわかりませんが、一応)つづきます。